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単衣の時期


今日は当流の師範者研究会でした。私のペアの当番だったのですが、今回は炭と濃茶をお願いしたので随分楽をさせていただきました。

さて今日は着物について書いてみようと思います。着物には袷(あわせ)を着る時期、単衣(ひとえ)を着る時期、薄物を着る時期とありますが、6月からはそれまでの袷から単衣へ衣替えする時期でございます。もっとも南北に長い日本列島ですので、どこの地域でも同じという訳ではありません。同じ6月でも北海道の気温と沖縄の気温では随分違いますからね。しかし先日は北海道で37℃位までなっていたと天気予報で言っていたのでびっくりいたしました。
また昔と今とでは平均気温も違うでしょうから、一概にこうするべきとは言えない状況ではあります。しかしとりあえず現在のところ、私は6月と9月に単衣を着て、7月8月と薄物を着るようにしています。5月の暑い日に袷を着ていると「暑くないですか?」と聞かれることがありますが、暑い日は何を着ていても暑いですから「やせ我慢」をします。これで痩せられるといいのですが、そうはいきませんね。しかし、たとえ暑くても涼しい顔をしているようにはしています。この辺りは日頃のトレーニングでしょうか。

単衣1
ちょっと分かりにくいですが、袖の部分に裏地がないので単衣だとお分かりいただけるかと思います。袴も少し薄手のものを着ております。

単衣2
ちなみにこの生地はシノン(プロミックス)という生地で、動物性たんぱく質であるミルクカゼインから作られているそうです。なのでこの生地の成分に牛乳が含まれているということらしいです。牛乳から布ができるなんてびっくりですね。
この時期はどうしても汗をかくので、家庭で洗える生地は助かります。また雨の日が多いので、絹よりはちょっと気楽に着ることができるかと思います。お稽古のときにも気兼ねなく着られるので1着あると重宝しますね。

さて明日は対鳳庵のお手伝いです。来週はお茶事もありますし、大忙しです。しっかり頑張らねば!



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着物について


先日鳥取までお茶会に行ってきました。別の流派のお茶会に急遽参加させていただいたのですが、非常に暖かく迎えていただいてとても良い日でした。

普段からお世話になっている方と一緒の宿に泊まって、当日は二人とも着物に着替えて参加いたしました。他の男性が着物を着る姿を見ることはほとんど無いので、良い勉強になりました。随分丁寧に着られているので、私ももう少し丁寧にしないといけないかな?と反省しました。以前どのくらいの時間で着物を着ているのか気になったことがあり計ってみたことがあるのですが、私の場合約5分でした。

長襦袢を着て、着物(長着)を着て、帯を結び、袴をつけ、羽織を羽織って、紐を結ぶところまでは5分でできます。早着替えなどで慣れた方はもっと早いのでしょうが、まあそこまで早く無くても良いかとは思いますが、5分ならスーツを着て、ネクタイを結ぶ位と余り変わらないのでは無いでしょうか?
着物1
この格好になるまで5分とは余り思えないかもしれませんね。まあ先に下着と足袋は身に着けていますが。足袋も慣れれば靴下を履くのと変わりませんから、洋服と変わらない感じで着物も着ていただければなぁと思っています。勿論最初は時間がかかります。しかし就職活動を始めた頃にネクタイを結ぶのが大変だった方も、就職してしばらくした頃には随分早く結べるようになっていると思います。さすがに毎日のように着物を着るわけではないでしょうから、そこまで早く慣れることはないかもしれませんが、着物も慣れてしまえば楽に着られるようになります。ぜひ一度着物にも挑戦していただければと思います。

ただ着物は値段が結構してしまうのと、仕舞うのにも少し手間がかかってしまうことがネックかと思います。洋服が今非常に安く手に入る時代になったので、中々厳しい部分ですね。化学繊維のものであれば比較的安価で手に入りますが、洋服と比べるとどうしても高く感じてしまいます。また着物を畳むのが最初は中々大変かもしれません。私も未だに畳むのは苦手です…また絹の着物だと手入れが難しい部分ではあります。化学繊維のものであれば自宅で洗濯できますが、絹の着物はどうしてもプロの手を借りなければできないことが多いです。その費用もかかりますから、ちょっと大変ではありますね。
そう考えると最初は化学繊維の着物で慣れていった方が良いかもしれません。ただ化学繊維のものを着ると疲れるという方もいらっしゃいますので、そういった方はウールのものでも良いかもしれません(お茶会には着て行きにくい部分もありますが)。なんとか着物がもっと身近になると良いですね。


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茶席での着物(男性の場合)


今日は男性の茶席での着物の話です。最近長文が続いていたので今日はさらりと書いてみようと思います。

当流では点前をしたり、お客さまにお茶を運んだりする方は

着物3
このように羽織をつけませんが、
席主としてお客さまに挨拶するような時や客として招かれた場合は
着物1
このように羽織を着ます(この写真を使いまわし過ぎですね)。

千家さんは茶席では羽織を着られないのでびっくりされることがあります(千家さんでも許された方は十徳という羽織の一種を着ることもあります)。

このように流派によっても着るものが違います。本当はもう少し細かなこともありますが、お茶の先生でも無ければそこまで気にされなくてもいいと思います。男性で着物を着る人が増えることの方が私は良いと思うので。ただご自身が着られる際は先生に確認してからにした方がいいですが…

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着物



皆様お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?今日から多くの会社が仕事始めだと思います。今回は少し休みが多かったので、中々本調子とはいかないかもしれませんが無理せずがんばりたいですね。

このお正月は友人と会うために京都の繁華街である四条河原町へ行く機会がありました。そこでは着物を着た若い人達を見ることができました。

最近レンタル屋さんが多くできたのか、若い方が着物を着ていることが結構ありますが、寒そうな格好の人の多いこと!見ている方も寒くなってしまうような格好をされています。実際に着ている方も「寒い~」と凍えていました。

この写真で私が着ている物は
着物

上半身は
下着(首もとの開いているTシャツ)、長襦袢(ながじゅばん)、長着(ながぎ、着物のことです)、羽織(はおり)の4枚です。

下半身は
下着(パッチやステテコ)、長襦袢(下半身も覆っています)、長着、袴(はかま)の4枚です。

これだけ着ているとそこまで寒くないですが、それでも寒い部分があります。足元と首周りです。足元はカイロを張ったりされる方もいらっしゃいますが、私は特に何もしません。首周りは無地のマフラーをすることもありますが、私はこのままでいることが多いですね。

しかし私が見た方は恐らく
上半身
下着、長襦袢、長着の3枚(中は分かりませんが)
下半身
下着?(裾まきみたいな物は貸してくれるか知りませんが)、長襦袢、長着の
3枚だと思います。

多くの場合男性よりも寒がりな女性が、男の私よりも1枚少ない上に、1枚1枚が薄い(生地が)と寒くて当然です。着物は寒いから嫌だと思われないか心配になります。女性の場合は羽織、道行、コートなどもう1枚上半身に着るものがありますので、そういったものも検討されるのも良いかもしれませんね。
しかし1枚増えるとその分お金がかかってしまいますので、中々手が出ないことが多いのだとは思います。お金をあまりかけない方法は下に着ることですが、着膨れを嫌ってあまりされないかもしれないですね。

レンタル屋さんか着付けをされた方も声は掛けられていると思いますが、何か良い方法があれば…と思います。何とか着物がもっと普及してくれるといいですね。

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茶道をする時の服装はどんなものを想像されますか?

「着物(和服)」
と答える方は多いと思います。

必ずしも着物でないといけないわけではありませんが、着物の方がその空間には馴染む場合が多いですね。

そんな関係で私も昔から着物をよく着るので、普段お世話になっている着物屋さんがいらっしゃいます。
先日その着物屋さんと話をしていた時に、
「東京のお茶会に参加する時は洋服で行くことがほとんどです」
と言ったら
「それは困ります。お客さんみたいに着物を着る人はどんどん着物を着て周りの人に”着物っていいなあ”と思ってもらわないと」
と言われてしまいました。

私は京都に住んでおりますので、東京に行く場合新幹線を利用します。そうすると途中で着替えない限り、着物で新幹線に乗ることになるので基本的に避けていました。

想像していただければ理解していただけると思いますが、新幹線に
着物
この格好の人が乗ってきたらびっくりしませんか?私はびっくりしてしまいますので、どうしてもためらっていました。

しかし、着物屋さんの言うことも一理あるなと思います。なので今日はお客さまが来られてお茶を召し上がっていただいたので、着物を着ました。その後、駅までお送りしたのですがついでに伊勢丹へ
着物2
この格好で行ってきました。

案の定、色々な人から見られました…。店員さんも驚きながら「正装されて何かあったんですか?」と聞いてこられました。さすがに黒紋付の羽織袴はびっくりしますよね…

お茶の時は恥ずかしくないんですが、普段の生活では少し恥ずかしい部分があります。ただこれからは少しでも「広告塔」の役割を果たせるように(?)がんばっていこうと思います。



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山荘流茶道教室

Author:山荘流茶道教室
京都市東山区にて山荘流の茶道教室を開講しております。
静かな環境で非日常を楽しめる教室を目指しています。

初心者の方から丁寧にお教えいたします。もちろん他の流派を習っていた方やブランクのある方も大歓迎です。

ご興味を持たれた方や習ってみたいなと思われた方は、どうぞ気軽にメールフォームからご連絡ください。

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