続・読みの解説(白玉か…)
今日も暑かったですね。しかし、そろそろ8月も終わりに近づきましたので、だんだんと涼しくなってくれることと思います。茶会の準備など色々と課題も多いですが、なんとか頑張っていきたいです。
さて、今日は先日の読みの解説の続きです。

こちらでしたね。しかし、何度見ても字と字のつながり(連綿)の部分が気に入りません。まあ、こればかりは日々の精進しかありませんね。
今回は2行目ですが、
つゆとこ多へて きえなまし物を
と書かれています。
つまり、
露と答えて 消えなましものを
ということですね。
今回のポイントは頻出文字の「多=た」くらいでしょうか?案外「つ」も読みづらいかもしれませんが、それは私の書き方の部分もあると思います。個人的には「え」が出てきたのは少し珍しい気がしました。その前に「へ」で「え」と読んでいるので重複を避けたのかもしれませんね。
これで全て読めましたね。伊勢物語の有名な六段(「芥川」として古典の教科書などによく掲載されていますね)の
白玉か なにぞと 人の問ひし時
露とこたへて 消えなましものを
の和歌ですね。
「あれは白玉(真珠)ですか?何ですか?」とあなたが尋ねた時に
「あれは露ですよ」と答えて消えてしまえば良かったのに…
といったところでしょうか。
今回の部分はだいぶ読みやすかったのではないでしょうか?慣れてくるともっと読めるようになります。しかし、書体が変わるとまた苦労します。そういう意味では他の書体もご紹介できると良いのですが、私が書けませんので厳しいですね。しかし、この書体であっても、こんな書ではいけませんね。もっと精進しなければ!
ランキング参加中です。
↓こちらのクリックをお願いします。

にほんブログ村
いつもご協力ありがとうございます。