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初稽古のお菓子


早いものでもう2月も終わりですね。なんか同じようなことを最近毎回書いているような気がしますが、どうもバタバタと慌ただしい日々を送っているので、いつもそう感じているように思います。もう少し落ち着いて行動しないと!と思いますが、なかなか難しいものです。

すっかり長引いて遅くなってしまいましたが、今日は年明けに行いました初稽古のお菓子をご紹介しようと思います。
菓子264
主菓子はこちらの「淡柚(あわゆう)」というお菓子を使わせていただきました。茜庵さんという徳島県のお菓子屋さんのお菓子なのですが、もともとは母がいただいたのがきっかけだったと思うのですが、その後何度か通信販売にて購入させていただきました。

今回、年末に久しぶりに購入して美味しかったので、初稽古の際にも使わせていただきました。年末年始はお菓子屋さんの休みも考えて注文しないといけないので、色々と悩むこともありますが、こちらのお菓子は日持ちが7日程ということでしたのでこういう時には重宝します。

また私がこういった羽二重餅などの柔らかいお餅などのお菓子が好きということも、このお菓子にした理由の一つですね。また喪中ということもありましたので、あまり華やかではなく落ち着いた雰囲気のお菓子であるということも決め手でした。

菓子265
干菓子は雪花の押しものと、値引き松の種合わせで、どちらも亀廣保さんのお菓子にしました。値引き松の種合わせは昨年の2月に東福寺でのお茶会の際にも登場しましたので、皆さん懐かしいですねと仰っていました。

茶会などでの楽しみの一つとしてお菓子をまず思い浮かべる方も多いとは思いますが、その分何を選ぶかはなかなか難しいものがあります。最近は似たような選択が多くなっているようにも思いますので、また色々と工夫しながら考えていければと思っています。



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今日のお菓子(亀末廣さん)


今日は五山の送り火の日ですね。もうお盆もおしまいで、明日からお仕事という方も多いことでしょう。もっとも、「もう仕事だよ」という方やお盆休みなんて無い!という方もいらっしゃるでしょう。また、お坊さんのようにお盆が最も忙しい時期という方という方もあるかと思います。

当教室にもお坊さんが習いに来られていますが、そちらのお寺では昨日盂蘭盆会法要を済ませ、お盆の行事は終えられたそうです。

さて、前置きとは関係が無いですが、先日のお稽古でのお菓子を今日はご紹介しようと思います。
菓子253
これは先月に購入したお菓子だったかと思いますが、亀末廣さんの葛饅頭です。何か銘がついていたのですが、すっかりと忘れてしまいました…やっぱりすぐにご紹介しないといけませんね。

菓子254
こちらも同じく亀末廣さんのお菓子です。恐らく、同じ日に求めたのだと思いますが、どうも記憶が定かではありません。この1か月も色々と慌ただしかったからでしょうか…

ただ、はっきりと記憶していることが1つあります。どちらのお菓子も大変美味しかったということです。やっぱり生菓子は味が一番重要だと個人的には思います。反対に干菓子の場合は味よりも見た目を重視することもあります。

まあ、「味も見た目も最高!」というお菓子があれば一番良いのですが、自分の好みに完全に合致するお菓子というのはそうはありません。そこで何を妥協するかということを考えるのも必要だと思います。

なお、「こんなお菓子を作って」と注文されることも多いかと思いますが、私はほとんどしません。幸いにして京都にはたくさんの和菓子屋さんがあり、「どのお店のどのお菓子を選ぶか?」ということを決めるのでも結構大変です。

そのためにも日頃からできるだけ色々なお店のお菓子を食べるようにしていた時期もありましたが、最近は大体お店も固定化してきました。好みがはっきりしてきたのかもしれませんね。もしかすると、将来は自分の構想を伝えてお菓子を作ってもらうこともあるかもしれませんが、しばらくはこの方法で行こうかな?と思っています。




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今日のお菓子(亀廣保さん)


昨日は祇園祭の宵山でしたね。京都では夕方激しい夕立がありましたので、関係者の方は色々と大変だったことと思います。今日の山鉾巡行の際はどうなのでしょうか?天気予報では大気の状態が不安定と言っていましたので、心配ですね。

昔は人込みが苦手だったこともあり、祇園祭の時期には絶対に四条方面には行かないようにしておりましたが、最近はお茶会のお手伝いに行ったり、客として行ったりすることが多くなりましたので、ここ数年は続けて行っております。

今日はそんな祇園祭の時期にぴったりなお菓子をご紹介しようと思います。
菓子252
どちらも亀廣保さんのお菓子で、右のお菓子は宵山の夜の雰囲気でしょうか、鉾の提灯の風景ですね。左の団扇は八坂神社のご神紋である、三つ巴と木瓜の紋が入っています。どちらもこの時期らしく、また非常に涼し気なお菓子ですね。

暑い時期には「濃茶はちょっと…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こんなお菓子でさらっと軽く薄茶をいただくのも風流で良いかと思います。そんなことなので、今日はブログもさらっとこの辺りで…



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紹介できなかったお菓子


気がつけば7月で、今年も半分が終わってしまいましたね。先月まで忙しい日が続いておりましたが、今月と来月は少しゆっくりできればと思います。とはいえ、秋の行事の準備など色々としないといけないこともありますので、なかなかそうも言ってられません。

さて、今日は「写真を撮っていたけども紹介できなかったお菓子」のご紹介を。
菓子236
これは小学校時代からの友人が買ってきてくれた「きんつば」です。「最近更新してないからネタにすれば」と買ってきてくれました。

菓子237
これは別の小学校時代からの友人のお土産でした。どこのお菓子だったかは忘れてしまいましたが…

菓子243
これは近所のお菓子屋さんの「唐衣」です。もう杜若も終わり、水辺ではハスなどが目を楽しませてくれていますね。

菓子245
菓子246
菓子247
この3つのお菓子は母が愛知県に旅行に行った際に買ってきてくれました。3枚目の写真のお菓子は「初かつを」という有名なお菓子だそうです。ただ、初かつをで有名な美濃忠さんではなく、別のお店のものだったようですが。

昔はお菓子の写真1枚だけで色々と書けて、それだけで1つの記事にすることができたのですが、今はもう厳しいですね。どうしても同じような内容になってしまいますし、物足りない気がしてしまいます。

まあ、昔も今も大したことは書けていないので何とも言えませんが、それでもできるだけ納得できる内容のものを書きたいなと思っています。

と言いながら今日も内容の乏しい記事になってしまいました。また明日から頑張ろうと思います。



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鶯の声を聞かない代わりにウグイス餅のご紹介


昨日から東京国立博物館で特別展「茶の湯」が始まりましたね。私もとりあえず、4月に1回行くことにしましたが、理想は5月、6月ともう2回くらいは行きたいですね。時間とお金の都合がつけばぜひ行きたいと思っています。

さて、4月も10日以上過ぎ、桜も散り始める頃となりましたが、当家の辺りではほとんど鶯の声を聞くことがありません。母が言うには去年くらいから余り聞かなくなったということですが、今年は2月の師範者研究会の際に1度聞いたくらいでその後聞いた記憶がありません。

そんなことでご紹介が遅くなってしまいましたが、今日はウグイス餅のご紹介を。
菓子241
こちらは亀末廣さんのウグイス餅です。中の餡子が桃色をしていたことがあったと記憶していますが、今回はどうだったでしょうか?ちょっと前のことで忘れてしまったのか、そんなことを気にする間もなく食べてしまったか。きっと後者のような気がしますが…

菓子238
こちらは近所のお菓子屋さんの鶴屋弦月さんのウグイス餅です。このお菓子の写真を撮ったのが2月の頭くらいということなので、随分紹介するのが遅くなってしまいましたね…

こちらのお菓子は亀末廣さんのお菓子と比べると、素朴な雰囲気のお菓子です。どちらが好みかは人それぞれだと思いますが、どちらのお菓子も使い方でより美味しく食べられるように思います。

どういった道具組みなのか、食事も出るのか?などといったことを考えて上手にお菓子を選択するのは口で言うのは簡単ですが、大変難しいことだと思います。その辺りが亭主の腕の見せ所であり、考えていると楽しいことでもありますが、悩みどころでもありますね。

幸いにして京都にはお菓子屋さんがたくさんありますので色々と考えることができますが、地域に茶席で使える和菓子を販売しているお菓子屋さんがほとんどないという所もあるでしょう。

しかし、京都でもお菓子屋さんがご高齢になられたりご病気でお店を閉められるところも出てきています。なんとか多くのお店がご商売を続けてもらえるよう、毎月少しずつですが購入することで貢献できればと思います。

当教室ではただいま新生活スタートキャンペーンを実施中です。皆様もこの機会に茶道を始めてみては如何でしょうか?
詳しくはこちらをご覧ください。






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初釜(主菓子)


昨晩からの雨で当家に残っていた雪もすっかり解けましたが、週明けにまた雪の予報が出ておりました。今回は積もることがなければ良いのですが…

さて、今日は遅くなってしまいましたが、先日の初釜の際の主菓子のご紹介を。
菓子234

今回は珍しく羊羹です。こちらは、「暁の梅」という銘で、亀末廣さんのお菓子です。こちらのお店ではよく粟羊羹を買わせていただいておりましたが、今回はこちらにしてみました。華やかな雰囲気も、銘もお正月にピッタリですね。

今回は随分と久しぶりに「縁高(ふちたか)」と呼ばれる菓子器を使いました。
菓子235
この写真を撮った時にはもう縁高を洗って乾している最中だったので、横に置いておりますが…

この縁高の扱いは流派によっても様々で、茶会などで出てくると少々困る道具と言っても良いかと思います。まあ自分の流派の作法で扱うしかないのですが、普段そう扱うことが無い道具なのか自信を持ってできる方が少ないように思います。

なかなかこういったところまでお稽古で教わる機会が無いのかもしれませんが、出てきた時にはしっかりと押さえておきたいものです。とはいえ、何度も繰り返して稽古しないと忘れるものですので、時々はこういった道具も使わないといけないなと思いました。

これから当流の師範者研究会へ行ってきます。今年最初の研究会はどんな感じになるのでしょうか?




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初釜(干菓子)


随分と寒くなりましたね。明日、明後日は広い範囲で雪に注意が必要とのことで心配です。明日はお稽古の後、高校時代の恩師と食事をして、明後日は東京の茶会に行くというのに…明日からセンター試験という方はもっと大変でしょうね。雪にも試験にも滑らないことをお祈りします。

さて、今日は先日の初釜の際の干菓子のご紹介を。
菓子233
今回は亀廣保さんのお菓子にしました。当家で茶事や茶会をする時にはほとんどこちらのお店の干菓子を使わせていただいております。

右は少し分かりにくいかもしれませんが、有平糖でできた鶏です。赤いトサカが可愛らしいですね。左の種合わせは根引き松です。こちらの種合わせはいつも美味しくて楽しみにしています。

なお、この写真では2組ずつしか写っていませんが、実際はもう少し盛っています。今回は途中で写真を撮っている余裕がなかったので後からの撮り直しです。

どのように器に盛りつけるかはいつも悩まされます。当流ではこうしなければならないという規則はありませんが、色々と決まりのある流派もあることでしょう。どちらが楽ということは無いと思いますが、決まっていないとその人の感性だけが頼りなのでなかなか難しいように思います。

この辺りは様々なところで盛り付けを見たり、良い絵(特に日本画)や着物の図案などを見て感性を磨くしかありませんね。これも日々勉強です。




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今日のお菓子(亀廣保さん)


先日より当家の金木犀の良い香りが漂っています。先月にも良い香りが漂っていましたが、今度は別の木の花が咲いてくれています。これだけ時間差があるのは珍しいように思います。

さて、先日よりお菓子の紹介が続いております今日もお菓子の紹介です。
菓子226
こちらは亀廣保さんの干菓子です。右側は菊、左側の上から月、菊の葉、葉鶏頭(ハゲイトウ)です。ちょうどこのお菓子を使ったお稽古の日は旧暦の重陽の節句(9月9日、今年は10月9日でした)の頃でした。

また、寒露の初候「鴻雁来(こうがんきたる)」の頃でしたので、ちょうど良い時期だったと思います。去年も書いたように思いますが、「葉鶏頭」は別名「雁来紅(がんらいこう)」とも言い、字の如く、雁が飛来して来る頃に紅くなると言われています。

生徒さんにも去年と同じことをお話しましたが、「そう言われたら聞いた気がする」と言われました。他にもしょうもない話をしたのですが、そちらも覚えていらっしゃいました。

器の柄に菊がありますので本当は何か別の器にしたかったのですが、他に良いものが見つかりませんでした。手持ちの中から良い組み合わせを探すというのは難しいことですが、たくさんの器を持っているからといって簡単ということはありません。この辺りが面白く、また難しいところですね。





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今日のお菓子(亀末廣さん)


先日よりパソコンの調子が悪いのか、メールが送信できていないようになっていたようです。メールを送ったけど返信がないという方がいらっしゃいましたら、恐れ入りますが、再度お送りいただければと存じます。

この週末はお稽古三昧でした。土曜日は右勝手のお稽古をして、日曜日は来月の公開に向けて基本的な薄茶の稽古をしていただきました。お稽古に来られる方はそれぞれ別の方なので混乱するということはないでしょうが、私はしっかりと頭を切り替えないと混乱してしまいます。

まあ、慣れれば大したことではないのですが、最初は苦労するかもしれませんね。個人的には全然違う点前が続くよりも、ほんの少し違う点前が続く方が苦手です。

さて、今日はそんな週末のお稽古に使用したお菓子のご紹介を。
菓子224

亀末廣さんの「栗きんとん」です。「あれ?日曜は薄茶の稽古だったのに、生菓子か?普段は薄茶の時は干菓子が良いと言っているのに」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は薄茶の稽古以外に濃茶を私が点てて、お客さんの稽古をしていただきました。

肝心のお菓子の感想ですが、やはりこの栗きんとんは美味しいですね。去年このお菓子を食べて「きんとん」への考え方が変わりました。元々「きんとん」は余り好きではなかったのですが、亀末廣さんのきんとんはどれも美味しくいただけるので好きになりました。

今年は去年のことがあったので非常に期待して食べたせいか、一口目は「あれ?」と思いましたが、だんだんと美味しさを感じてきて幸せな気分に浸ることができました。一つ失敗したのは、いつ頃まで販売されているのか聞くのを忘れてしまったことですね。

また近いうちに買いに行って聞いてこようかな…





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今日のお菓子(亀廣保さん)


今日は随分と涼しい一日でしたね。京都では23℃までしか気温が上がらなかったそうです。このくらいの気温だと着物も着やすくなりますね。先日の当教室のお稽古では久しぶりに袷(あわせ)の着物を着ましたが、過ごしやすく助かりました。

さて、今日は久しぶりに干菓子のご紹介を。当教室でも最近は濃茶の稽古をされる方が多くなりましたので、なかなか干菓子を使うことが少なくなりました。

菓子220
今回は亀廣保さんのお菓子で、スズメと鳴子です。スズメはこのような形で表現されることがしばしばありますが、知識として知っていなければちょっと分かりにくいかもしれません。一緒に出した鳴子から想像することができれば良いのですが、鳴子も現代では見ることも無いですからそれも難しいですね。

なお、スズメは一羽だけ向きを変えてみましたが、全部同じ方向を向いていても良いかと思います。この辺りの盛り方はその人の個性が表れて面白いですね。私はなかなか上手に盛れずにいつも悪戦苦闘しております…

今回のお稽古では、もうすぐに迫った松殿山荘の公開に備えて、ベテランの方も薄茶の稽古をしていただきました。先月お休みになっていらした方や、濃茶ばかり稽古していた方など、皆さんそれぞれ薄茶が久しぶりということで一瞬戸惑われていたように思いましたが、すぐにすんなりお点前されていて頼もしい限りでした。

こうやって生徒さんが上達されるところを間近に見られるというのは、教える者の特権だなと改めて感じました。お稽古されているのを見ているだけで幸せな気分になれるように思います。ありがたいことです。




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お菓子の鮎と魚のアユ


いよいよ9月になってしまいましたね。今日は防災の日、関東大震災のあった日ですね。関東大震災では多くの名物道具が灰となってしまいました。地震だけでなく、台風などによる豪雨、火山など災害の多い日本ですから、日頃の備えはきっちりとしておきたいですね。

さて、今日は少し紹介が遅れてしまった鮎のお菓子をご紹介しようと思います。
菓子204
若鮎として各地で販売されているお菓子ですが、地域によっては中身が多少異なるようです。関西では鮎と言えば「求肥(ぎゅうひ)」のお菓子と認識している方がほとんどだと思いますが、餡が入っている地域もあるそうです。

私は昔からこのお菓子が好きですが、皮の素朴な味わいと求肥の柔らかさが非常に気に入っています。この写真のお菓子は近所の末廣屋さんのものですから、当然中は求肥のみです。これに餡子が入るというのはちょっと想像ができませんね。

なお、鮎と言えば今年は何度か魚のアユを食べる機会がありました。
食事6
これは友人が作ってくれたのですが、こう見るとお菓子の鮎は随分かわいらしい顔をしていましたが、魚のアユは凛々しい顔つきですね。

アユを食べるときは蓼酢(たです)やスダチなどを添えることが多いかもしれませんが、今回友人は「スダチが切れてしまってレモンでごめん…」と言っておりました。

昔ははらわたの苦みが苦手だったのですが、最近はそう気にならなくなりました。まだ、「この苦みが無いと!」と感じることはありませんが、お酒を飲まない人間としてはそうなることは無いのかもしれません。

魚のアユも良いですが、気軽に食べられるお菓子の鮎の方が私は好きですね。




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粟羊羹(あわようかん)


今日の朝は随分と涼しかったですね。と言っても昼間は暑かったですが…それでも立秋を過ぎて、少しずつ秋へと移り変わっていくのでしょうね。早く昼間も涼しくなって欲しいものです。

さて今日は久しぶりにお菓子の紹介を。
菓子207
こちらは花子(はなご)さんの粟羊羹(あわようかん)です。何か銘がついていたように思いますが、少し前のことですっかり忘れてしまいました。最近お菓子の銘をよく忘れてしまうので困ります。その時は覚えたつもりなのですが…

続いては、
菓子212
亀末廣さんの粟羊羹です。こちらは何か銘があるわけではなく、「粟羊羹」として販売されています。

なお。上の花子さんの粟羊羹はふわっとした食感で、あの大きさで一つずつ販売されていますが、亀末廣さんの方は所謂「棹もの」の状態で販売されており、食感も「羊羹」と言うに相応しい感じです。

どちらが美味しいかは好みですね。個人的には初めて食べた粟羊羹が亀末廣さんのものだった為、「粟羊羹と言えば亀末廣さん」という思いがありますので、亀末廣さんに一票というところでしょうか?

まあでも、その日の気分によるところが一番大きいかもしれませんね。

最後に今の時期にぴったりな和歌を和漢朗詠集からどうぞ。

秋たちて 幾日(いくか)もあらねど この寝ぬる
朝明(あさけ)の風は たもと寒しも       志貴皇子(しきのみこ)


「立秋になってから幾日もたたないが、この明け方の風は袖口に寒い程に感じられる」といったような感じでしょうか。万葉集や拾遺集には安貴王(あきのおほきみ)の和歌として所収されていますね。





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アジサイのお菓子


今日も暑かったですね。京都では最高気温が37℃まで上がったそうです。こうなると熱中症が心配ですね。

さて、今日はアジサイのお菓子を2種ご紹介しようと思います。一口にアジサイのお菓子と言っても様々な種類のものがありますが、今日は生菓子のアジサイをご紹介します。

菓子202
こちらは鶴屋弦月さんのアジサイのお菓子です。上に乗っている透明のものは露でしょうか?

菓子203
こちらも近所のお菓子屋さんの末廣屋さんのものです。こちらの方は花弁(実際には「がく」ですが)が大きな雰囲気でしょうか。

どうでもいいことですが、このお菓子を注文したときに「朝顔のお菓子を3つください」と言ったのですが、その後すぐに「アジサイにしておけば良かった!」と思いました。しかし、もうお菓子を準備しに行かれたので断念しました。

ところが持ってきてくださったのは上のアジサイのお菓子でした。私が「朝顔」というつもりで「アジサイ」と言ってしまったのか、お店の方が勘違い(または聞き間違い)をされたのか、はたまた私の心を読んでアジサイのお菓子にされたのか?謎です。

私は昔から時々あり、目の前のAさんを呼ぼうとするとき、目の前にいるのが間違いなくAさんと認識しているのに、なぜか「Bさん」と呼んでしまうことがありました。それから考えると私の言い間違いの可能性が一番高いのですが、結果としてアジサイのお菓子の比較ができたので良しとしておきましょう。ちょっと書くことも増えましたしね(笑)

話が逸れましたが、このように同じものを題材にしていてもお店によって随分と雰囲気が異なります。味はもちろんですが、見た目や材料も様々ですから、自分だけのお気に入りを探すのも楽しいものです。ぜひ皆様もお気に入りのお菓子を探してみてください。




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今日のお菓子(三英堂さん)


今日は当教室のお稽古の日だったのですが、随分久しぶりに天目の稽古をしました。一時期天目ばかり稽古していたことがありましたが、最近は平点前ばかりを稽古していたので新鮮に感じました。人前ですることは非常に少ない点前ですが、たまには良いですね。ただ、写真を撮り忘れてしまったので、また写真を撮ってご紹介しようと思います。

さて今日はお菓子のご紹介を。
菓子196
こちらのお菓子は先日の茶会の日の朝に偶然、生徒さんが持ってきてくださったものです。松江の三英堂さんの「菜種の里」というお菓子です。

松江といえば、松平不昧公が茶道を熱心になさっていたお陰で現在でも茶道をされている方が多く、抹茶を日常的に飲む方が多いと聞いています。その為、多くのお菓子屋さんが今でもお商売をされているそうです。

実はまだ行ったことがありませんので常々行ってみたいと思っているのですが、山陰地方には京都からはなかなか行きにくい感じがしてまだ実現しておりません。それに行くなら泊りがけで行きたいと思っているので、今の状況では時間が…

なお、以前同じ松江のお菓子で「若草」の写真を載せたことがありましたが、そちらは彩雲堂さんのお菓子でした。こちらのお菓子も不昧公のお好みのものとして有名ですが、他に日本三大銘菓にも数えられる「山川(以前紹介したのは風流堂さんのもの)」もありますね。

このようにたくさんのお菓子屋さんがそれぞれに不昧公お好みのお菓子を販売されているので、是非ともいつの日かじっくりと回ってみたいと思っております。

今回のお菓子ですが、ちょうど当家の茶会の日にいただきましたので早速茶会に使わせていただきました。お客さまにも好評だったようで良かったです。Nさんどうもありがとうございました!





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先日の茶会のお菓子(亀末廣さん)


久しぶりの降り続く雨ですね。京都では数日前までずっと乾燥注意報が出ておりましたが、これで少しはしっとりしてくれることでしょう。先日庭の模様替えをして庭の雰囲気が随分変わりましたが、この雨でだいぶ落ち着いてくれるのではと思っています。

さて今日は先日の茶会の際のお菓子をご紹介しようと思います。
菓子195
亀末廣さんの「ツツジ」です。黒い雄しべが可愛らしいですね。

予め下見をして、最初は別のお菓子にしようと思っていたのですが、ちょうどその日に別の予約が入っていたそうで、希望する時間にはそのお菓子ができないということだったので、こちらのお菓子になりました。

菓子193
これが当初計画していたお菓子です。一瞬「同じお菓子じゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。上のお菓子は「こなし」で、下のお菓子は「薯蕷(じょうよ)饅頭」です。形はどちらも一緒ですが、食感や味などは随分異なります。

個人的にはこなしよりも薯蕷饅頭の方が好きなので、そちらにしようと思っておりましたが、無いものは仕方ありません。一概には言えませんが、こなしのお菓子は表面が乾燥するのか、ほんの少しの時間で硬くなってしまうことがあるように思います。ちょうどその頃は空気が乾燥していたこともあるかもしれません。

それに比べると、薯蕷饅頭はそれほど水分を奪われないように思います。これはお店によっても違うでしょうし、その頃の気候にもよるでしょう。後は好みによっても感じ方が違うかと思います。

菓子192
こちらは上の写真と同じこなしのお菓子で、「藤」です。

なお、母が電話で予約してくれたのですが、薯蕷饅頭のが無いと聞かされて私はこの写真の「藤のお菓子(下見済み)にしておいて」と伝えて稽古に戻ったのですが、気が付けばツツジになっていました。

母曰く、「まだ見たことの無いお菓子の方が面白いやろ?」とのことでしたが、器を考える身としては予め分かっているお菓子にして欲しかったです…まあ、無事に合う器を見つけられたから良かったのですが。

このように今回もお菓子を決めるまでに色々とありました。毎回お菓子を決める時は母と私で揉めます。それぞれ好みがはっきりとしているので仕方ありませんね。自分達で食べることが主ではありませんが、お互い譲れないものがあります。





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プロフィール

山荘流茶道教室

Author:山荘流茶道教室
京都市東山区にて山荘流の茶道教室を開講しております。
静かな環境で非日常を楽しめる教室を目指しています。

初心者の方から丁寧にお教えいたします。もちろん他の流派を習っていた方やブランクのある方も大歓迎です。

ご興味を持たれた方や習ってみたいなと思われた方は、どうぞ気軽にメールフォームからご連絡ください。

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