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3月も終わり…


今日で3月も終わりですね。昔から「1月は行って、2月は逃げて、3月は去って」と言いますが、本当にアッと言う間でしたね。思えば1月になってから毎日更新してきたわけですが、中々大変でした。結果(お弟子さんが増えること)にはまだ結びついていませんが、日々の努力が後々大きな花を咲かせると信じて頑張っていこうと思います。しかし反省は必要なので、対策は少し考えております。

先日「道具が無くても抹茶を飲むには?」という記事で抹茶茶碗以外で初めてお茶を点ててみましたが、やはり抹茶茶碗というのは点てやすいものだなぁと思いました。勿論普段からその形で点てることに慣れているからということもあるのでしょうが、それにしてもマグカップでお茶を点てるのは中々大変でした。
なお器が違うと何か別のものを飲んでいる感覚がありましたね。それらを考えるとやはり器というのは大事なものなのでしょう。しかし自宅で気軽に楽しむ場合はあの方法でも良いのでは?と思える部分もありました。良ければぜひ一度お試しください。

このところ随分暖かくなってきたので、桜が随分咲いてきましたね。桜が咲くと春だなぁと思われる方も多いでしょうし、京都も観光客の方が増えて賑わいます。私の住んでいる辺りは紅葉シーズン以外は落ち着いているので助かりますが。

さあ明日からは新年度です。消費税も上がり、色々な変化がある時となります。ついこの間に年が変わったところですが、また気持ちを新たに努力していきたいですね。歓送迎会やお花見で飲み過ぎて体調を壊さないようにしてください。


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天橋立


今日は先日行った天橋立についてです。記事にするのをすっかり忘れておりました。

天橋立は京都府北部の景勝地というのは皆さんよくご存知だと思います。
天橋立1
ずっと続いている松林が綺麗ですね。なお小堀遠州公はこの天橋立の松を使って茶箱を作られ、現在でも遠州流系統では同じ形のものを「橋立茶箱」として使用されています。

天橋立2
私が行った時は海が非常に穏やかでとても綺麗な色をしていました。まるで南国の海のような色をしていますね。

天橋立3
空もとても青くとても開放的な気分になりました。
私は海をただ眺めているのが好きで、波の音を聞いているととても落ち着きます。以前友人が山口にいた時は時々遊びに行って、一緒に海沿いをドライブしたものです。また行きたいのですが、その友人は今三重県に行きましたので、次は三重県の海になりそうですが。

今回は天橋立からちょっと足を伸ばして、伊根の舟屋も見てきました。
舟屋
1階部分からそのまま漁に出られるようになっています。この伊根町の辺りは、地形的なことから潮位の変化がすくないとの事でした。そうでなければこのような家は作れないでしょうね。

天橋立も舟屋も風情があって良いところなので、ぜひ皆さんも行ってみてはいかがでしょうか?



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今の困りごと


今日は今困っていることについて書いてみようと思います。

以前にも少し書きましたが
最近記憶力が落ちたのか、何かを調べようとした時にどの本に書いてあったかが分からなくなってきております。その為、ある逸話の詳細を調べようとしているのですが、どこに書いてあったかが分からず困っています。ちょっと本が増えすぎたので、整理しないといけないですね。

あとはある方からブログの内容のリクエストをいただいたのですが、中々文章がまとまらないのと、良い素材(写真など)が無い為、期待に応えられないのではと心配しています。他にも色々文章を書かないといけないのですが、こちらも中々進みません。

加えて最近完全にブログのネタが尽きてきました。さすがに約3ヶ月毎日文章を考えるというのは大変なことですね。新聞のコラムなどを書かれる方はすごいなと改めて思います。

あ、それから今日で連続テレビ小説の「ごちそうさん」が終わってしまいましたね。私は主人公が大阪に嫁ぐ頃から「料理の献立などの勉強になるかな?」と思って見ていたのですが、内容が面白く楽しみにしていました。しかし終わってしまって残念です。これは困っていることとはちょっと違いますね。

そういえば先日、消費税が上がる前にと思って炭を大量に購入しました。まあ消費税が上がらなくても、丁度無くなりそうだったので買っただけなんですがね。約60キロありますので、洗うのが大変です。その中の多くが寸法の合わない炭や皮がはがれた所謂切り落としの炭なのですが、どうすれば上手く炭が熾るかを知る為の稽古にはこれで十分です。ちょっと遅くなりましたが、釜も煮出して手入れして風炉の時期に備えないといけないですしね。

今日はいつもに増して内容がなかったですね。まあいつものことではありますが…明日までにしっかり考えておこうと思います。


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道具が無くても抹茶を飲むには?


今日は昨日発表された「お茶プレッソ(お茶メーカー)」に対抗するべく、道具が無くても簡単(?)に自宅で抹茶を飲む方法を考えてみました。

まず準備していただくものは
1.抹茶
2.茶筅(抹茶の売っているお茶屋さんならあると思いますし、デパートなら扱っていると思います)
3.お湯
4.容器(今回は大きめのマグカップと洋食器を使用してみました)
です。

茶筅はそんなに高価でないもので構わないですが、専用のものを購入された方が良いでしょう。
抹茶は40g辺り1,000円以下の物は避けた方が良いです。最初は口に合わない可能性もありますので、20gなど少ない量で販売してもらえるのであればそうしてもらってください。

では実際に点ててみましょう。

まず容器を用意しますが、口の大きなマグカップ(今回は直径約8cmのものを使用しています)に水を入れ茶筅をつけておきます。
簡単抹茶1
こうすることで茶筅が柔らかくなり、点てやすくなります。茶筅の先がしっかりつかるようにしてください。

つけている間にお湯を沸かします。使用する水は水道水でも構いませんが、浄水器があれば使ってください。ミネラルウォーターを使う場合は、できれば日本で採取されたものを使ってください。もし海外のものを使われる場合は「軟水」のものを使ってください。なお理想を言えば、鉄瓶や釜でゆっくり沸かしたお湯が良いのですが、無ければやかんでも構いません。すぐに沸く電気ポットもありますが、そうすると茶筅をつける時間がちょっと短いように思います。その場合は少し早めに茶筅をつけておいてください(5分くらいで構わないでしょう)。

お湯が沸けば、カップの水を捨て、代わりにお湯を注ぎます。そして茶筅を再度カップの中へ。2~3分待って、お湯を捨て、カップの内側(特に底の部分)をよく拭いておきます。

そしていよいよ抹茶の登場です。
簡単抹茶2
ティースプーンにこれくらいで大丈夫でしょう。大体1.5g強くらいでしょうか。

そして少し冷ましたお湯(70~80℃くらい)を約100cc注ぎます。
簡単抹茶3

そして茶筅でシャカシャカします。最初に底の方をゆっくりやさしく混ぜて、抹茶の粉をよく溶かしてください。そして後はお茶の底の方ではなく、表面をよく混ぜます。そうすると
簡単抹茶4
こんな感じになります。これで完成ですね。

簡単抹茶5
ダマも無く綺麗に点てられました。

ただマグカップだと口が狭いので、泡立てるのが難しいと思います。その場合
簡単抹茶6
このようなスープを飲むような器であれば、もっと点てやすいと思います。

これなら茶筅と抹茶があれば簡単にお家で抹茶が飲めるのでは?と思います。

後片付けですが、茶筅はお湯でサラッと洗って風通しの良い場所で自然乾燥してください。食器乾燥機などは使わないでください。陶器やプラスチックのクセ直しがあればそれにかけておいてください。
抹茶は袋の場合は口をしっかり閉じ、冷蔵庫へ。缶の場合もしっかりと蓋を閉め、冷蔵庫へ。ビニール袋などに包んで冷蔵庫に入れておけば他の食品の臭いが付きませんのでおススメです。なお冷蔵庫から出して使う際は少し早めに出して室温に近くなってから口を開けてください。そうすることで、湿気が付きにくくなります。

いかがでしょうか?ぜひご自宅でも気軽に抹茶を飲んでいただければと思います。そして「美味しいな。もっと上手に点てたいな」と思われたら、ぜひ気楽にお茶を習ってみていただければ幸いです。



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家電としての「お茶メーカー」


今日ヤフーにて検索していたら「シャープが茶道の基本を再現するお茶メーカー 増税後も売れる商品として期待」という記事を見つけました。

それによると

 「小型の茶臼で茶葉の栄養素をほとんど壊さずに粉末状に加工し、茶筅の代わりとなる回転羽根による撹拌でのどごしのいいお茶やラテを作れる。茶道の基本である「挽く」や「点てる」を再現した。

急須で入れたお茶の場合、カテキンなどの栄養素の約7割が茶殻として廃棄されるが、お茶プレッソを使えば効率よく摂取できる。粉末茶を料理やお菓子作りに活用することも可能だ。」
ヤフーニュースより転載)

とのこと。なお想定価格は25,000円となっているようです。

これを読んで思ったのは、「抹茶を買った方が安くない?」ということです。この「お茶プレッソ」なるものを使った場合どのような味のものができるのか分かりませんが、煎茶を粉末にしたものでは余り美味しいものはできないのでは?と思ってしまいます。それに機具の場所も取りますからね。
また抹茶の場合も茶葉ごと飲むので、水溶性でない成分も摂取できます。まあ抹茶は手がかかる、面倒というイメージがあるのでしょうね。

抹茶の場合、お茶と茶筅さえ購入すれば、大き目のマグカップなどでも点てることはできます。今度特に道具が無い方でも、自宅で簡単に抹茶が飲める方法をご紹介してみようと思います。
また私はしませんが、牛乳などを入れて「抹茶ラテ」のようにして飲まれている方もいらっしゃるようです。機械であれば、お茶が同じならある程度均一な味のものができるのでしょうが、自分で作れば色々工夫できて良いと思います。

まあこれをきっかけに抹茶や茶道に興味を持っていただければ良いんですけどね。この技術が応用されて美味しい抹茶の点て方などが科学的に解明されると面白いことにはなりそうですね。色々考える人がいるものです。



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点前について


今日は点前についてです。

茶道における点前の位置づけというのは難しいものだと思います。ただお茶を飲むのであれば点前などしなくても飲めますし、茶道成立初期(室町時代)では別室で点てられたお茶が運ばれたという説もあります。しかし現在の茶会では多くの場合、お客さまの前で点前をして(少なくとも一人分は)お茶が出されます。

そうなってくると人前で余り緊張することなく、止まらずに点前することが必要になってきます。勿論緊張して点前が途中で止まったり、間違えてやり直すこともあるでしょう。ただ慣れている人が見ると、別の流派の方がされている点前でも、雰囲気などで「間違い」は大体気が付くものです(細かなものは分かりませんが)。そう考えると間違えずに点前できるに越したことはないですね。

私が思う「人前で間違えずに点前するコツ」は2点あります。まず「緊張しないこと」で、次に「会話に気を取られないこと」です。

「緊張しないこと」は当たり前のことですが、大事なことだと思います。「それができれば苦労しないよ」と言われてしまうかもしれませんが、これは何度も人前で点前をして慣れることしか対策はないように思います。対策も当たり前過ぎますね。後はできるだけ偉い先生の前など自分が緊張するような環境で点前することでしょうか。
私は当教室に来られている生徒さんには「私よりも細かく点前を見る人はいないんだから、他の人の前でする時は気楽に点前してください」と言っています。お稽古の際に緊張感を持ってすれば、いざ人前という時に気楽にできるかもしれませんね。

「会話に気を取られないこと」も大事なことですが、これは結構難しいですね。私も点前中に「お茶を始めて何年になるんですか?」などと計算をしないといけない質問をされると危険なことがありますね。そういった時は道具の配置を見てどこまで点前が進んだかを確認します。これは少し難しいかもしれませんね。あとはできるだけ手を止めずに動かし続けることです。止まってしまうと訳が分からなくなりやすいので、手を動かし続けることに注意してみると良いと思います。

今日は実践的なことを書いてみました。一番大事なのは間違えても点前中は余り気にせずに、丁寧にお茶を点てることでしょう。反省は点前が終わってからにして、何事も無かったかのように続けてください。
皆さんも点前などで何か悩み事があれば、教えてください。もしかしたら良い解決策がお伝えできるかもしれません。




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西芳寺(苔寺)へ


先日ちょっとご縁があって「西芳寺(さいほうじ・苔寺)」へ行ってきました。こちらは往復はがきで申込しないと参拝できないお寺なので、貴重な体験でした。

苔寺1
苔の見頃にはちょっと早かったですね。
苔寺2
そもそも湿気の多い京都にあって、さらに庭の中に池があり、近くに川が流れているというような環境であれば苔はよく育つことと思います。

しかし私は苔よりも
苔寺3
こちらの茶室「湘南亭(しょうなんてい)」等が気になりました。中は見られませんが、使い方を考えるのは楽しいものです。。
苔寺4
なおこのせり出した部分は月見台とのこと。月を愛でるというのは風流なものです。


苔寺5
昔は枯山水庭園があったようなのですが、今は随分感じが変わりましたね。このように苔がたくさん生育したのは江戸時代の後半になってからとのことです。昔はどのような姿だったのでしょうね。


今日はちょっと写真ばかりの記事になってしまいましたね。


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対鳳庵へ


昨日は宇治の市営茶室の「対鳳庵(たいほうあん)」へ手伝いに行ってきました。

昨日は100人以上のお客さまがいらしたようで、朝から途切れることなく点前をしておりました。今考えてみると10回以上点前をしていたように思います。対鳳庵での点前は問題なく済んだのですが、先日から点前において不調を感じていたので帰宅してからも稽古をしました。

帰宅してからの稽古で、濃茶3碗、薄茶3碗を点て、気がついたら深夜の2時になっておりました。さすがにそれだけ集中して稽古をしたので、何とか調子を取り戻すことはできたように思います。昨日はこれまでの稽古方法と違い、非常に細かい動きをピックアップしてひたすら繰り返すことで、一つ一つの動作の精度を上げることに挑戦してみました。この方法で稽古するのは久しぶりだったのですが、効果抜群でしたね。

また当家の茶室は照明がそこまで明るくなく、手元が暗い為、茶碗の中がどうなっているのかがよく見えないのです。その為他の部屋では上手にお茶が点てられてもここでは上手くいかないこともあったのですが、この稽古のお蔭で何とかなったように思います。目に頼り過ぎてはいけませんね。

そうして稽古をしていたら、昔楽器を習っていた頃先生に「上手くいかなかった回数よりも上手くいった回数が多くなるまで練習しなさい。身体は回数の多い方を覚えます」と言われたことを思い出しました。同時にそれを聞いた時に非常に良く納得できたことも思い出しました。とてもありがたいことを教えていただいたなと思います。



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教室の周辺について


今日は当教室の周辺について書いてみようと思います。

まずは一番近いお寺の泉涌寺です。こちらは後水尾天皇から孝明天皇までの御陵があり、皇室ゆかりのお寺である為「御寺(みてら)」として知られています。また山内には複数の寺院があり、中でも後白河法皇が頭痛平癒の祈願をされた「今熊野観音寺」や、大石内蔵助ゆかりの茶室がある「来迎院(らいごういん)」、那須与一のお墓がある「即成院(そくじょういん)」などが有名です。
また泉涌寺の中には「楊貴妃観音」が祀られている場所もあり、最近では良縁祈願に訪れる方も多いようです。

次は東福寺です。東福寺は以前少し紹介いたしましたね。紅葉の名所としても有名で、シーズンになると駅などが人で溢れかえり、少し早めに家を出ないと電車に乗り遅れてしまいます。

他には「新熊野神社(いまくまのじんじゃ)」があります。こちらは後白河法皇の創建で、熊野参詣がそう簡単にできない為に、この京都の地に「新しい(今の)熊野神社」を作られたことに始まります。なおこの神社で観阿弥・世阿弥父子が演能しているところを足利義満がご覧になったことも有名です。また境内には後白河法皇お手植えと伝えられる非常に大きな樟(クスノキ・樹齢約900年とのこと)があります。

このように歴史ある地域で茶道教室を開いております。写真は今回はありませんが、ぜひ一度お越しになり、ご自身の目で確かめていただければと思います。




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ご案内


今回はご案内です。この「カテゴリ」はブログを開設した時に作ったとおもうのですが、今日初めて使用します。

明日の対鳳庵は当流の担当です。私も手伝いに行く予定をしております。3連休の最終日ということで、少し混雑するかもしれませんが、ご興味のある方はぜひお越しください。

時間は10時から16時で、お一人様500円です。終了間際の場合は点前をせず水屋から運ばせていただく場合もございますので、お早めにお越しください。なお市営の茶室ということで、当流では使用しない道具等も出ている場合がありますが、そのあたりはご容赦ください。

お茶の作法を知らないという方でも気楽にお茶を飲んでいただければという施設でございますので、どうぞお気軽にお越しください。



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茶杓削り体験会


今日は当家で茶杓削りの体験会を開催致しました。

時間の都合上まず竹を曲げてもらいました。水に着けておいた竹を蝋燭であぶり、曲がる瞬間を見極めて一気に曲げます。
そして予め私が曲げておいた竹を使って、削る練習です。最初は多くの方が削り過ぎてしまうので、鉛筆で目印をしておきます。それでも形が気になってつい削り過ぎてしまいがちです。何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。

何本か削ったところで、お腹も空いてきたので食事休憩に。今日は普段ものすごい行列のラーメン屋さんに行ってみたら、丁度谷間の時間帯だったのか、ほとんど並ばずに入ることができました。これはとてもラッキーでした。

腹ごしらえが済んだところで再開です。今度は順番を戻して竹を切る練習です。最初に皮を傷つけることがコツですが、切る部分以外に傷をつけないようにするのが少し難しかったですね。

そして削りやすくする為に、形を整える練習をして終了です。この形を整えたものを水に漬ければ、自宅で曲げて、削ることができます。写真があるともっと分かりやすいのですが、つい写真を撮るのを忘れてしまったので、気になる方はぜひ一度体験にお越しください。

最後にお茶をお出ししたのですが、今日は茶杓を削る調子も悪く、お茶を点てる調子も最悪でした。体験会自体はある程度満足していただけたかな?と思うのですが、最後のお茶で私は随分ショックを受けてしまいました…まあそういう日もあると気を取り直して明日からまたがんばろうと思います。もっと精進しなければ!



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お茶に必要な記憶力とそのトレーニングについて


今日は私が茶道に必要だと思う記憶力について書いてみようと思います。

流派によっては点前の伝授方法が、「師範の点前を見て覚える」というところもあるかと思います。当流でも点前によってはその方法を採用しています。基本的に茶室の中では、「メモを取らない、写真も撮らない」のが原則です。そうすると一度見たものを家まで覚えて帰らないといけないことになります。途中で喫茶店などに寄るのも方法の一つですが。

その為、「記憶力」が重要となってきます。そこで科学的な根拠は一切ありませんが、私なりの記憶力の向上の方法をご紹介します。普段のお稽古で人の点前を見る機会のある方は、それを見て記憶することがまず第一の方法です。これは当流の方には後々絶対必要になるので、早めにこの方法で点前を覚えられるようにしておいて損はないかと思います。
ただこの方法の難点は、見た点前が間違っていた場合は間違って覚えてしまうことです。これは結構大変なことなので、注意が必要です。

次の方法は、茶会に参加した際に「会記(かいき・道具などを書いた紙)」を貰われる時があるかと思います。そのような時に、先に会記を見ずに道具を記憶しておいて、家に帰ってから記憶と会記を照らし合わせて確認します。初めのうちは中々覚えられないと思いますが、段々覚えられるようになります。
なおこちらの方法にも問題が…それはお客さんも亭主も、「会記がある」と思って道具の説明を全然しないことです。自分が正客に座れば自分で聞けるので良いのですが、そうでなかったらどうしても全部は聞けないことが多いです。しかしこの方法でトレーニングしておけば、自分が正客となった時にどの道具をどのタイミングで聞くと良いかが分かりやすくなるので、客の作法も同時に覚えることができておススメです。

今日は少し専門的な話だったので、お茶をまだ習っていない方、習い始めの方にはつまらない話だったと思います。次はもう少し軽い話にできればと思います。




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普段の稽古や勉強


今日は私が普段している稽古や勉強について書いてみようと思います。

このところ普段はどんなことをしているんですか?と聞かれることが増えました。色々な人とお話する機会が増えたからだとは思いますが、いつも「普段何をしてるかな?」と考えてしまいます。

このところ一番時間を割いているのは本を読むことだと思います。最近トレーニングが不足しているのか、少し記憶力が落ちている気がします。以前は「○○はこの本の○ページくらいに書いてある」と記憶できていたのですが、最近は覚えられないので自分なりのノートにまとめてみようと思っています。色々なところに分散している知識を1つのノートに集約できれば結構な武器になるように思っています。しかし何年かかることやら…がんばるしかないですね。

その次にしているのも本を読むことなのですが、こちらは現代の本ではなく、古い伝書が中心です。当流の流祖が小堀宗舟公(小堀遠州流十二代家元)より賜った伝書なのですが、非常に達筆な文字で書かれていて読むのが大変です。またいい加減な気持ちでは向き合えないものなので、気力・体力ともに充実した日のみ読むことにしています。

後は自分の稽古ですね。人に教える立場となってもやはり稽古を怠ると一気に手が落ちます。例え順番を間違えなくても、見る人が見ると一瞬で見破られるので油断大敵です。また茶筅を振らない日が続くと、やはり手が動かなくなります。日頃の修練は大事ですね。

それらの空いている時間で書の稽古や、古筆の読み方のトレーニングをしていますが、全く時間が足りないですね。もうすぐ自宅にてグループで茶杓を削る体験をしていただくので、それの準備もありますし、春の茶会の道具組も決めないといけません。こんなときは自分が3人いたら良いのにと思ったりします。ダイエットもしないといけないのに…

まあそんなこんなでバタバタした毎日を過ごしていますが、充実はしているように思います。もっと覚悟を決めて物事に臨む必要があるように思いますが…

近々お茶で必要な記憶力のトレーニング方法について書いてみようと思います。


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お稽古の卒業について


このところ卒業式シーズンのようですね。京都ではここ数日袴を着ている若い女性をよく見かけます。

さて当流では「初等科」「中等科」などと学校のようにカリキュラムが決められています(くわしくは「教授科目について」の記事をご覧ください)。最後の関門である「特別科」の一定科目を習得すれば、「師範」の資格を得て、卒業となります。

学校でも同じことが言えると思いますが、1つのステージを卒業するとまた新しいステージが始まります。大学を卒業された方の多くが社会に出て、仕事をされることでしょう。勿論他の道を選択される方もいらっしゃるでしょうが、それぞれが自分の夢に向かって進まれることと思います。卒業してからの人生の方が長いはずです。

お茶も同じです。師範の免状を取ったからといって、そこがゴールではありません。お弟子さんを取って教える方もいらっしゃいますし、もっと色々な事を勉強しようと思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし「師範」になったからといって安心して稽古を怠ると、すぐに色々な事を忘れてしまいますし、手が動かなくなります。師範になるためにお茶をしていると、師範を取ってしまうと何をして良いか分からなくなります。常に目標を持ってお稽古していただきたいですね。

普段からお稽古していると、身体の色々な部分を使い、頭も使うので、高齢になっても元気な方が多いように思います。またお茶は何歳からでも始められる習い事だと思います。定年になってからでも遅くありませんし、もっと早くからでも勿論大丈夫です。また皆が師範にならないといけないという訳でもありません。最後まで卒業できなくても大丈夫です。
当流では、「平点前」と言う基本の点前が覚えられれば、茶会を開けるようになります。中々大勢を招くのは大変ですが、仲の良い友達を招いてお茶を楽しむ位であれば、師範にまでなる必要はありません。勿論多少点前を間違えたって構わないと思います(友達が許してくれれば)。自分の「楽しみ」としてお茶を習っても私は構わないと思います。ぜひ気軽にお茶の楽しさに触れていただければと思います。

最後に今年卒業を迎えられた方、迎えられる方に。
ご卒業おめでとうございます。これからの皆様のご活躍をお祈り申し上げます。
春からの新しいスタートに、人生を豊かにできる趣味として「茶道」という選択肢を頭の片隅にでも持っていただければ何よりです。ぜひ気軽に楽しんで初めてみてください。


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お茶とダイエット


今日はちょっと今までと雰囲気の違う記事にしてみようかと。

最近お菓子を色々と試しているからか、少し(?)太ってきております。この間は1日に生菓子を3つ食べて、干菓子も2種類食べてしまった日がありました。さすがにその日は夕食を抜きましたが。
太ってしまった自覚もしておりますし、「貫禄がつきました?」と聞かれることもあります。貫禄の方は、経験を積んだことによる結果だと自分に言い訳しておりますが…

そんな私に朗報(?)が。皆さんも色々なメーカーから「脂肪を燃焼しやすくする」という効果のあるお茶が販売されていることはご存知だと思います。あれはお茶に含まれる「カテキン」という成分が、脂肪の燃焼を助ける効果があると解明されたのでそのようにして売り出されています。

さて抹茶にはその「カテキン」が豊富に含まれているのです。「トクホ」のお茶に含まれているのは「高濃度茶カテキン」ですから、それよりは効果が劣るのかもしれませんが、抹茶を飲んで運動すればダイエットにつながると信じてしばらく励んでみようと思います。濃茶をたくさん飲んで運動をします。濃茶を点てる稽古にもなりますしね。

なお私はこの知識を「日本茶インストラクター」の資格を得ようと勉強していた時に知りました。通信教育で受講していたのですが、想像以上に専門的な内容でした。中でも一番苦労したのが、お茶の栽培についてでした。学科試験では、お茶に付く害虫の名前やどういった被害をもたらすかというような問題があり、非常に難しく、見事に落ちました。さすがに害虫などの知識までは必要ないと思い、その後受験はしておりません(笑)
「まあ抹茶はほとんど関係なかったので」と言い訳をしておきます。

なんか言い訳ばかりですね。
ここらでがんばってダイエットに励みます。体重を減らさないと足が痺れますからね。がんばります!


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プロフィール

山荘流茶道教室

Author:山荘流茶道教室
京都市東山区にて山荘流の茶道教室を開講しております。
静かな環境で非日常を楽しめる教室を目指しています。

初心者の方から丁寧にお教えいたします。もちろん他の流派を習っていた方やブランクのある方も大歓迎です。

ご興味を持たれた方や習ってみたいなと思われた方は、どうぞ気軽にメールフォームからご連絡ください。

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