冷水にて薄茶を
突然ですが、この2枚の写真を見比べてみてください。
(1)

(2)

この写真に写っているお茶はある点が大きく違うのですが、お分かりになりますでしょうか?
実は温度が違います。まあ写真で見ても温度の違いまでは分からないですね。
上の(1)の写真の方は冷水で点てたお茶で、(2)は通常の温度のお湯で点てたお茶です。
なお当流では人前で冷水でお茶を点てる点前というのはありませんが、当流の基になった小堀遠州流ではそのような点前があるそうです。拝見させていただいたことはありませんが、一度見せていただきたいですね。
当流ではそのような点前が無いため、私もこれまでは冷水でお茶を点てたことはありませんでした。しかし、これだけ暑いとそういったものも喜ばれるかな?と思い一度挑戦してみました。
結果は中々美味しく点てられました。お湯で点てる時とは随分雰囲気が変わります。しかしこの点て方はお茶を選ぶように思いました。というのも温度が低い分、はっきりと味が分かるように思えたからです。またお湯で点てる時に比べると泡が余りたたない為か(私の腕が悪いせいですね)、お茶の色が悪いとものすごく不味そうに見えます。
私なりの綺麗に点てるコツは、できるだけ冷たい水(冷蔵庫で冷やしました)を使い、いつもより濃い目(お茶の量を多く、水を少なめ)にすることでしょうか?何せ当流ではしないことですから経験が足りません。悔しいのでもう少し色々と試してみようとは思いますが、当流ではしないことに余り労力を使ってられませんね。程々にしておこうと思います。
暑い夏を乗り切るにはこういった飲み方も良いのかもしれませんね。しかし、冷たいものばかり飲食しているとお腹を冷やして体調を崩してしまいます。いつも冷水で点ててばかりいずに、普通のお湯で点てたお茶を飲んで身体を冷やし過ぎないことも大事ですね。
ランキング参加中です。
↓こちらのクリックをお願いします。

にほんブログ村
いつもご協力ありがとうございます。