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年末のご挨拶


今年ももう終わりで、新しい年がすぐそこまで来ましたね。皆さんにとって今年はどのような年だったでしょうか?

私は去年の年末に「随分変化の多い年」と書いておりましたが、今年も色々と変化がありました。新しい生徒さんも来ていただき、教室の雰囲気も一新しましたし、私のお茶に対する心境も随分と変化したように思います。

生徒さんに教わることも多かったですし、新たな方面からお茶を見ることができ、非常に刺激になりました。この場を借りて生徒の皆さんにお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございます。また来年もよろしくお願いします。

さて来年は果たしてどんな年になるのでしょうか?このブログも2年目に突入しております。来年もお茶をされたことが無い方、そして初心者の方からベテランの方まで楽しんでお読みいただけるブログを目指して頑張っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

またランキング投票をいつもしていただいている皆様、ありがとうございます。たくさん投票していただくことでやる気が出ます。また来年もご投票お待ちしています。

それでは皆様どうぞ良いお年をお迎えください。




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今年の振り返り(茶事・茶会編)


今年も残すところわずかとなりましたので、今年当家で行いました茶事・茶会などを中心に振り返ってみようと思います。今回の記事はほぼ私の備忘録ですので、いつもに増してつまらないかと思います…すみません。

今年は当家では3度お茶事をいたしました。その内一回はこのブログでもご紹介させていただきましたが、残り2回は写真を撮れなかったのでご紹介させていただいておりません。それ以外にも当家にお越しいただいた方にお茶を召し上がっていただいたことが数度あります。

今年のお菓子(当家での茶事の際)は、主菓子はその時により違うお店のお菓子を使わせていただきましたが、干菓子は亀廣保さんのものばかりを使わせていただきました。このブログでも7回はご紹介させていただきました。しかしもう少しいただいている気がしますので、写真を撮れなかった時が何度かあるのでしょう。
ちなみに当ブログをご覧いただくきっかけとして亀廣保さんを検索される方も多いです。

そして、山荘の公開の呈茶は例年通り春秋の2回あり、どちらも私が担当させていただきました。もう来年のことを考えていますが、段々似通った取り合わせになりつつあるように思いますので、次回は少し雰囲気を変えてみようと思っています。と言っても今年の春の公開ではこれまでと違う部屋で、別のイベントと一緒に行いましたので、その分変化はありました。部屋が変わるとそれだけで大きな変化がありますからね。

師範者の研究会では私が2回当番を受け持ちました。今年は小間の風情を知ってもらおうと向切(むこうぎり)や台目(だいめ)の点前をしました。向切の時の記録が不十分で恐らく向切なのですが、もしかすると違うかもしれません…

来年から当番のペア(2人で担当します)が変わりますので、また1年の目的をしっかりと見据えて点前や道具を考えていこうと思っています。そういったことを考えている時間は非常に楽しいので、そういった時は「ああ、やっぱり私は茶道が好きなんだな」と実感します。

今のところでは、来年は当流らしい道具組というものを知ってもらうことに注力しようかと思っています。道具組も他流の影響を受けやすい部分(本などから)でありますので、もう一度当流の基礎はどういったものであるかということを伝えていかなければいけないと思っています。

そういった意味ではお稽古の道具を毎月考えることは非常に勉強になります。実験的な取り合わせも試せますからね。自分で扱ってみて分かることも多いですが、人が扱っているのを見ることで分かることも非常に多いです。慣れてない人にはこの組み合わせだと点前がしにくいのだろうといったことも分かります。

私は取り合わせを考える時は、趣向(当流では余り重視しませんが)や出会いだけでなく、使いやすさといったことも重視するようにしています。自分だけが点前する時は余り考えませんが、その代わり使いにくさを見せないように予め稽古しておきます。お客さまに不安な思いをさせるのは避けなければいけませんからね。

なんかつい熱が入ってしまい長くなってしまいましたね…こんな調子でお茶の話をするとつい時間を忘れてしまうので、色々な方に迷惑をかけてしまいます。いつも気をつけるようにはしているのですが、思いが溢れることがしばしばあります。来年の課題ですね。

炭10
先日の研究会での炭。五徳の位置と灰をもう少し何とかしたいですね。その所為か炭の位置も少し変です。後は五徳が当流では普段使わない形のものですが、こういったものもたまには良いと思います。点前の際に少しやりにくいことが1つ出てきますが。




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先日の師範者研究会


先日当流の今年最後の師範者研究会がありました。このところ小間と広間の区別が曖昧になってきていると感じた為、今回は当流としては珍しく小間での会となりました。

当流の場合、広間の時に客は自分達で何かをするよりも半東や給仕の人に任せきりということになりますので、非常に気楽です。もっともある程度作法をわきまえていないと困ることもありますが、それでも小間に比べると非常に楽です。

小間の場合は、客が自ら茶碗を取りに出たり、待合を整えたりと色々としなければいけないことがあります。広間に慣れてしまうと、いざ小間の席となると非常に焦ります。そういったことを私が身を持って思い知らされておりますので、皆さんにはそうならないようこの機会に小間の席での振る舞いを今一度思い起こしてもらおうと思った次第です。

また客としての作法が変わるだけでなく、使う道具なども変わりますのでその辺りについても説明いたしました。当流では広間の茶が中心となるので、皆さんがお持ちの道具も広間に使うものが中心となります。そうすると小間にはどのような道具が合うかといったことが分かりにくくなりますので、実際に道具を飾り実感してもらうことにしました。

その為今回は四畳半の部屋で研究会を行いました。四畳半は最大の小間であり、最小の広間でもありますので、同じ部屋を炭と濃茶の際は小間として、薄茶の際は広間として使い、室礼によってどのように雰囲気が変わるかを感じてもらいました。

この辺りのことは聞いているだけでは分かりにくいので、実際に見て感じることが必要です。これからも時々こういったお稽古をして理解していってもらおうと思います。

花3
(薄茶の際の花・広間の風情で)





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空気が乾燥する時の注意点について


最近は随分空気が乾燥した日が続きますね。こんな日はお茶がダマになりやすいので注意が必要です。

以前「お茶は当日に漉したものではなく、前日に漉したものを使う必要がある。またそれは漉したばかりのものは静電気を帯びているので避けた方が良い」という考え方があることをご紹介させていただきましたが、先日それを実感することがありました。

その日は今日のように空気が非常に乾燥した日だったのですが、お茶を漉している方が「今日はすごい静電気です」と仰っていました。私は他のことをしていたので、「そんなにすごいのかな?」と気楽に考えていたのですが、後でお茶を点てる時に思い知らされることになりました。

茶杓でお茶を掬い、茶碗に入れようとしても茶杓にくっついて離れないし、茶筅で必死にダマをつぶそうとしても細かな粒がたくさんでき非常に困りました。ここまで困ったことは過去ありませんでしたが、空気が乾燥していると静電気がおこりやすいのでしょう。

しかし、自分で漉した時は今回程苦労したことはありませんので(同じような条件で確認済)、漉し方や使うお茶によって差があるのだとは思います。もし同じようなことで悩まれたことがある方は前日に漉してみるのも良いかもしれませんね。

なお私は漉す際に余り力を入れずに少しゆっくりと漉すようにしています。また漉した後もできるだけ振動を与えないように注意しています。色々工夫して自分に合った方法を見つけられるのが一番だと思います。



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今年行けた美術館について


今年も残すところ6日(今日を入れて)となりましたね。会社によっては今日が仕事納めというところもあるのでしょう。もちろん会社によっては「いやいや、来週も仕事だよ!」というところもあるかと思います。

さて今日は今年行った美術館について少し振り返ってみようと思います。まず2月、大雪の中根津美術館と五島美術館に行きました。この時は大雪で本当に大変でした。東京駅で野宿することになってしまいましたが、非常に良い展示でした。そして4月には藤田美術館へ。窯変天目が素晴らしかったですね。

その後少し間が空いて、9月にまた根津美術館へ行きました。この時に松屋肩衝と馬蝗絆に再開を果たしました。そして続けて10月にもう一度根津美術館へ。この時は初花肩衝を初めて拝見しました。

そして同じ日に畠山記念館と三井記念美術館へ。どちらも初めて訪問する美術館でしたが、良い展示でした。畠山記念館で油屋肩衝、松平粉引などを拝見し、三井記念美術館でも遅桜、北野などの唐物肩衝を拝見しました。しかし、1日に3つの美術館をはしごするのはさすがにきつかったですね。来年はなるべく2つまでにしようと思います。

そして今月、野村美術館と香雪美術館に行けました。野村美術館は京都市内だというのに久しぶりの訪問でした。タイミングの関係で上杉瓢箪と種村肩衝を見逃したのが残念でした。香雪美術館は初めての訪問でしたが、非常に良い展示に巡り合えて大変良かったです。

これが今年行った美術館ですが、行こうと思っていたけれど行けなかった美術館、博物館としては、湯木美術館、大和文華館、東京と京都の国立博物館でしょうか。湯木美術館は遠州公所縁の道具をぜひとも拝見したかったのですが、行こうと思っていた日に体調を崩してしまったり、急な予定が入ってしまい行けませんでした。

大和文華館は昨日まで開館していたのですが、こちらも様々な事情から行けませんでした。「天の原…」の小倉色紙見たかった…
東京の国立博物館は私の東京での行動範囲外ということと、他の用事に時間を取られ過ぎて行けなかったですね。京都の国立博物館(鳥獣戯画展)は人が多すぎて諦めました。

こう考えると京都に住んでいる割に関西の美術館に余り行っていないですね。関西のは「まあいつでも行けるか」と思ってしまい、つい後回しになってしまうのかもしれません。来年はどんな美術館に行ってどんなものが見られるのでしょうか?今から楽しみです。

雪景色2
おまけに先日雪化粧した当家の写真をどうぞ。



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生徒さんの点てた濃茶


昨日「私の調子が悪くなるのに反比例して生徒さんが上達されていく」と書きましたが、今日は生徒さんの点てた濃茶をご覧いただこうと思います。
濃茶12
これは飲み終わった後の写真です。ちょっと濃いようにも見えますが、当流ではこれくらいに点てることが多いです。私は最近の方の好みに合わせてもう少し薄めにすることが多いですが、これくらいの濃茶も「濃茶らしくて」好きではあります。

遠州流の先代家元である故小堀宗慶氏は「濃茶の濃さは昔に比べると薄くなった」と生前に仰っていたそうですが、当流でも同じようなことを聞きます。私も昔はこれくらいの濃さかもう少し濃い目に点てることが多かったのですが、今は少し薄め(と言っても他の流儀の方から濃いですねと言われることも多いです)にしています。

なおこの写真の濃茶は2人分を点てていただいておりますが、1碗で点てる量が少ない時はお茶やお湯の量の加減が難しいのでなかなか大変です。しかし濃茶のお稽古を始められて3ヶ月程(お茶を習い始めて半年)でここまで点てられれば十分です。

当教室に来られている方のほとんどが今まで茶道を習ったことの無い方ですが、皆さんすんなりと点前を覚えて上達されていきます。自分のことを振り返って考えると、習い始めて半年の頃などは薄茶の点前を最後まで通せなかったと思います。

こんなことを書くと、「そんな優秀な人ばかりだと自分はついていけないのではないか?」と心配になる方もいらっしゃると思いますが、お一人お一人その人に合ったペースでお稽古を進めていきますのでどうぞご安心ください。

それに今お稽古に来られている方のお一人は、左利きで、「不器用(自称ですが)」な方ではありますが、今迄特に大きな苦労もなくお稽古を続けて上達されています。ですからご興味のある方はぜひ気楽に見学にお越しいただければと存じます。

ご希望の方は「リンク」の中にある「お問い合わせフォーム」、またはメールフォームよりご連絡くださいませ。



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最近調子が思わしくない…


今日はそういえばクリスマスイブでしたね。当流では特にクリスマスに因んだ取り合わせをされる方はいらっしゃいませんが、世間では結構クリスマスに因んだ取り合わせや茶会をされるようです。

私は正直余り好みではありませんが、昔から茶人はそういった海外の面白いもの(道具や風習など)を上手に取り入れてきた歴史があります。そう思うとそういった試みも良いのでしょうが、これまで「良いなぁ」と思うクリスマスに因んだ道具などには出会ったことがありません。

元々昔からクリスマスに親しみを感じていなかったということもあるのでしょう。それは幼稚園が仏教系の幼稚園だった(中学・高校もそうでしたが)ことも影響しているのかもしれませんね。私はキリストの誕生日よりもお釈迦様の誕生日の方がありがたく思います。

さて話はガラッと変わりますが、最近どうも色々と調子が良くありません。体調も余り優れないのですが、点前やお茶の練りようが特に上手くいきません。それに反比例するかのように当教室に来られる生徒さんは皆さんどんどん上達されていきます。

指導する側としては大変嬉しいことなのですが、私もさすがにまだ抜かされたくないと思いますので、この年末年始に集中して稽古することでなんとか勘を取り戻そうと思っています。

あとは体調を万全な状態にして、雑念を捨てることが必要なのだと思います。先月から色々と随分忙しかったので落ち着いて日々を過ごすことができなかったせいもあると思います。

つまらないことを考えなければ、これまで稽古してきた通りに身体が自然に動きます。しかし集中力が欠けていると雑念が入り込み、身体が覚えている動きを乱してしまいます。文章にすると簡単なことですが、なかなか難しいことですね。

なお私はこういった時は、点前の中の一部を集中的に反復するようにしています。例えば当流でいう「湯返し」や「改め柄杓」という動作を何十回と繰り返します。忙しい時はそんなことをしている暇が無いのですが、きっちりと時間を取って行うと随分集中できるようになります。流派が違う方の場合でも、何か基本となる動作を繰り返すことで同じような効果が期待できるのでは?と思っています。良かったら一度試してみてください。



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今日のお菓子(鶴屋弦月さん)


今日は冬至ですね。最近は本当に日が短くなりました。

この文章で書き始めるのは今日2回目です。全部書き終わって更新しようと思ったらなぜか文章が全部消えてしまいました…。

さて今日はお菓子のご紹介です。先日に引き続き近所の鶴屋弦月さんのお菓子です。
お菓子89
写真がぶれてしまっておりますが、山茶花(さざんか)のお菓子です。

山茶花と言えば、流派によっては茶席では生けない花となっているようです。当流では特にそのようなことはありませんので理由はよく分かりませんが、どうやら山茶花に「茶」という字が使われているからということのようです。

山茶花の「茶」の字とお茶と重なるからということらしいのですが、最近は「○○づくし」という取り合わせが多いので、「字が重なるくらい構わないのでは?」と思ってしまいます。個人的には「○○づくし」よりも字が重なるくらいの方が良いように思います。

まあこの辺りは流派やその方の考え方によりますね。茶道ではAの流派は○○しないけど、Bの流派は○○するといったことがしばしばあります。どちらが正しくて、間違っているとかではなく、それぞれに考え方があります。

特に当流は人数が少なくご覧になっていただく機会が少ない為、初めてご覧になる方からは不思議に思われることもあります。しかし、みんなが同じよりも少し変わった流派がある方が楽しいように私は思います。

山茶花を見てそういったことを思い出しましたのでちょっと触れてみました。




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雪の積もった庭


昨日は京都でも雪が積もり驚きました。前の冬は随分雪が積もり大変でしたが、この冬はさすがにそんなことは無いだろうと油断しておりました。そういえば今年の2月には大雪で東京駅で野宿したこともありました。この冬はそんなことが無いと良いのですが…

さて昨日の雪で当家の庭も普段と違う様子になりました。
雪景色1
南天の赤と雪の白のコントラストが綺麗でした。本当は昨日にこの写真をUpできれば良かったのですが、疲れて早々に寝てしまっておりました。

この雪のニュースを見て岡山にいる同期が今週末「雪の京都に行こう!」と思ったようですが、残念ながらもう雪は残っていませんでした。しかも明日は雨の予報、北の方で雪が残っている場所があっても融けてしまうことでしょう。

12月の中旬にこれだけ雪が降れば、また積もることもあるでしょう。
「N君!また雪が積もったら連絡するのでそれまで楽しみに待っていてください」



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裁縫について


今日も非常に寒い朝ですね。京都では現在雪が積もっています。これだけ寒いと家の外に出るのが嫌になりますね。そんな寒い日には「家の中で裁縫をしよう!」と思って最近頑張っております。その分掃除ができておりませんが…

着物を着る人にはどうしても裁縫が必要になってきます。お金がある方や代わりにしてくれる方がいらっしゃれば必要ないかもしれませんが、私にはどちらもありませんので自分でします。

着物を着ない方には「何で裁縫が必要なんだ?」と思われるかもしれませんね。着物を着るときには長襦袢(ながじゅばん)という下着を着るのですが、そこに半衿(はんえり)という衿をつけないといけません。男性の方はワイシャツの衿の部分を想像していただくと分かりやすいのですが、あの部分は結構汚れますよね?着物も同じ部分が汚れるわけで、そこ(半衿)を取り替えることで長く着ることができるというわけです。
着物1
この画像で言うと、首元の白い部分ですね。男性の場合は余り白の衿をつけることは少ないですが、女性は茶道の時は多くの流派で白の無地の衿をつけます。

それ以外には細々としたほつれを直す作業が必要となります。特に男性は袴のほつれを縫うことが多いかと思います。袴に慣れないうちは、裾を自分で踏んでしまい縫い目がほつれることがしばしばあるかもしれません。

現在の私に多いのは袴の脇の部分がほつれることです。
袴1
この写真では下まで見えておりませんが、このように袴の横に隙間が空いております。この部分にドアノブなどが引っかかることがよくあります。
当家の台所は私が小学生の頃にリフォームしており洋風の造りになっているため、収納部分の扉が引き戸ではなく開き戸になっています。そうするとその取っ手に引っかかり、縫い目がほつれるということがしばしばあります。

台所を通る時は、大抵両手がふさがっていることが多いので注意していても引っかかりやすいです。後はトイレのドアノブには要注意です。家などが洋風になることで便利なことも多いですが、伝統的な和風のものというのも良い部分がたくさんあるのだなと思います。




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今日のお菓子(鶴屋弦月さん)


今日はお菓子のご紹介です。最近は美術館の記事などが多くて久しぶりのお菓子の記事になりましたね。

お菓子87
近所の鶴屋弦月さんのお菓子で、「寒牡丹(かんぼたん)」と銘がついておりました。まだつぼみの状態なのでしょうね。上の白いものは霜でしょうか、雪でしょうか?京都ではまだ初雪を観測していないと思われますので、今ならまだ霜ということにしておいても良いかと思います。明日から全国的に強烈な寒波に襲われるということなので京都でも雪が降るかもしれませんが。

先日の四国での大雪の被害もありましたから、今回も心配ですね。今年はそんなに寒くないと長期予報で聞いた気がしましたが、今の気候ではなかなか予報も大変なのかもしれませんね。

さて写真のお菓子に話を戻しますが、上の写真は蛍光灯のついている部屋で撮ったものです。その為、実際の色と少し違って見えます。茶の湯が成立した頃は蛍光灯はもちろんありませんので、当時はこんな様子ではなかったのでしょう(もっともその頃はこのようなお菓子もありませんでしたが…)。

お菓子88
こちらは自然光のみで撮った写真ですが、上の写真と見比べると少し暗いですね。しかし、これでも障子を開けて光を取り入れて写真を撮っていますので、本来はもう少し暗く見えることでしょう。

実際にお茶会などをされる際にはこういったことに注意が必要ですね。当日はどの部屋でするのか?そしてそこはどれくらいの明るさなのか?ということは考慮に入れて道具やお菓子を考える必要があります。

我々は明るい生活に慣れてしまっておりますので明るい場所で道具も考えてしまいますが、実際に使う部屋が暗い場合はそれを想定して考えなければなりません。もっとも明るい部屋でお茶会をされるのであれば、特にそういった考慮は必要ないかもしれません。



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香雪美術館2


今日は香雪美術館の感想の続きです。昨日は茶碗のことを書きましたが、今日はそれ以外の気になったものを。

まずはお目当ての一つであった高取鮟鱇形茶入「腰蓑」です。この茶入は非常に特徴的な外観をしており、腰の部分の模様から漁師の腰蓑を連想して銘をつけたと言われております。今回初めて拝見したのですが、本で写真を何度も見ておりますから「初めて見た」とは余り思いませんでしたね。そういったものは他にもいくつかあります。

なお今回は内箱の蓋が一緒に展示されていましたが、この蓋の字形(じぎょう)は金粉で「高取」、銀粉で「腰蓑」と置かれています。金銀の字形がある茶入は他に丹波耳付茶入「生野」が思いつきますね。ちなみに字形とは下の写真のようなものです。

字形イメージ(今回展示されていたものとは関係ありません)
字形
(画像提供:東京国立博物館

生野の茶入は14日まで湯木美術館で展示(「大名たちの茶道具コレクション —遠州と不昧の蔵帳から—」)されていましたが残念ながら見に行くことができませんでした。飛鳥川や春山蛙声、遠州公の茶杓「柏樹子」、唐銅合子建水などを見たかったのですが…

大阪(湯木美術館)の方が兵庫(香雪美術館)よりも近いじゃないか!と言われてしまいそうですが、諸々の事情から今回は行けませんでした。生野も飛鳥川も春山蛙声も一度は見ているので、今回は初めて腰蓑を見ることができたので良しとしておきます(完全に負け惜しみのようになっていますね)。

さて今回は腰蓑以外にも唐物丸壷茶入「利休丸壷」が挽家(ひきや)と共に展示されておりました。これは予想していなかったことだったので、嬉しかったですね。他にも漢作唐物肩衝茶入「薬師院」や唐物肩衝茶入「堅田」なども展示されていました。

後は不昧公の茶杓が良かったですし、香合も立派なものがたくさんありました。酒井抱一の絵も素晴らしかったですし、抱一下絵、羊遊斎作の旅箪笥も良かったですね。

こちらは23日までなので、もう一度見に行ければ良いなと思っています。でもちょっと難しいですかね…



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香雪美術館へ


昨日は香雪美術館へ行ってきました。
香雪美術館
(香雪美術館に隣接している洋館)

香雪美術館では12月23日まで「大名茶人 松平不昧の好み」という展覧会をされています。今年は私が訪れただけでも畠山記念館野村美術館、香雪美術館の3館が「松平不昧公」に関連する展覧会をされていました。茶道具を考える上では大変重要な人物の一人でその所蔵品も多く、またそれぞれが名品揃いですから当然のことと言えるでしょう。

今回のお目当てはパンフレットに載っていた「染付 雲堂手茶碗」と高取鮟鱇形茶入「腰蓑」です。後はどなたかのブログで拝見したのか、勝手に「酒井粉引」が出てると良いなという願望があったのか記憶が定かでありません。

今回はその願いが叶ったのか、「酒井粉引」も展示されておりました。最近私は粉引茶碗が好きなので、今年はこの酒井粉引と松平粉引という2つの名碗を見ることができて大変良い年になりました(松平粉引の感想は過去の記事をご覧ください)。この調子で来年は「三好粉引」と「楚白」も見られると良いのですが…贅沢を言い過ぎですね。

なお酒井粉引は松平粉引に比べると随分平たい印象を受けました。また「火間(ひま)」と呼ばれる色変わりの部分も松平粉引の方がはっきりと分かりました。「どちらが好きか?」と聞かれると「松平粉引」と答えますが、酒井粉引も非常に良い茶碗でした。

また今回のお目当ての一つである染付茶碗は想像していたよりも小振りでお茶を点てるのはなかなか大変だろうなと思いました。当流の茶筅は持ち手の部分が少し太めなので、こういった茶碗の場合は厳しいですね。しかし、これも良い茶碗でした。「染付か祥瑞の良い手頃な茶碗があればな…」と日頃思っている私にとっては貴重な経験となりました。

今回はさらっと終わる予定だったのですが、またまた長くなってしまったので次回に続きます。




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茶碗披き(茶碗開)の点前


今日は茶碗披き(ちゃわんびらき、茶碗開き、茶碗開とも)の点前のご紹介です。この点前は当流などの遠州流系統では、茶碗を拝領した時などに行うのですが、現在はそういった機会はありませんね(江戸時代もそうあることではなかったでしょうが)。

この点前の少しややこしいところは、最初の飾り付け方が数種類あるということです。
茶碗披き
これはそのうちの一つです。他に柄杓を持って出るようなこともあります。どの方法にするかはその時の道具などに応じて変えますが、基本的にはどれでないといけないというような決まりはありません(なおこの辺りの方法は当流と遠州流とでは少々違いがあるようです)。

裏千家のお茶を習ってられた方が当流にも数人いらっしゃいますが、そういった方にはこの「決まりがないこと」というのはかえって難しいようです。当流は「時によりて」というようなことがしばしばありますので、そういったことに慣れればどうということは無いのですが、なかなか意識を変えるのに苦労される方が多いように思います。

ちなみに道具によってどの方法にするかというのは、柄杓を持ち出す場合は水指の上に一時的に柄杓を乗せる必要がありますので、乗せられないまたは乗せにくい水指の場合は持ち出さない方法で点前します。

私の場合、決まりがないことは特に気にならないのですが、いくつか方法があることで少しややこしいなと思うこともあります。それぞれの方法にそこまで違いがないので、何がちがったかな?と思ってしまうことがあるのです。

まあ点前の順番を覚えることだけが茶道ではありませんので、そればかりにこだわる必要はないと思います。もっとも人に教えるときはきちっと教えますが…お稽古では細かなことまで気にして点前して、人前でする時は細かなことは気にしない位の気持ちでされることが良いかと思います。




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イルミネーションなどについて思ったことを

もうすっかりクリスマスも近くなり、色々な所でイルミネーションを見るようになりましたね。ああいった人工的な明かりも綺麗は綺麗ですが、時を忘れて眺める程美しいとは思いませんね。

それに比べると自然の作り出す情景というのは、時を忘れて眺めてしまう程美しいように思います。先日も夜、外を歩いていると、月がとても美しく輝いていましたので、思わず足を止めて眺めておりました。寒い日だったのですが、時が過ぎるのを忘れる程でした。

イルミネーションにしてもライトアップにしてもそこまで美しいと思ったことはこれまでありません。しかし多くの人が訪れるからか、京都では様々なお寺がされています。確かに、観光客の方には夜も見るところがあって良いのかもしれませんが、あれだけ電気を使うことが果たして良いことなのか疑問に思うことがあります。

経済効果を考えると、大きな功績と言えるのかもしれませんが、お寺はもうちょっと別のことを考えて欲しいようにも思います。京都には先日大きな建物を建造されたお寺があります。その建物を建てる為に多くの木を切り払い、その付近の風景を一変させてしまいました。

以前京都では高層ホテルが建設される際に京都の寺院などが中心となって反対運動をしていたことがありましたが、その今回建てられた建物も京都の様々な所から見えるのです。仏教会が自然や環境や景観そして文化を守ってきたと自負を持ってられるのであれば、あれだけの木を切り倒してまでする必要のある工事だったのかをもう少し考えていただきたかったように思います。
一部が裸になり、急に大きな建物が建った山を見ると悲しい気持ちになります。ホテルがすることは利潤追求で問題だが、寺院がすることは地域振興で、かつ文化のことを考えているから良いというものでは無いと思います。

ライトアップなどで拝観収入を得て、文化財の修復をする必要もあるでしょうし、それで守られている技術や文化というものも否定できません。しかし、京都では昔から良く「坊さんが祇園で遊んでいる」と言われています。「それもお茶屋など京都独特の文化を守るためや」と仰るのかもしれませんが、出家者としては余り褒められた行為ではないように思います。

と言っている我々茶道界の人達も人のことは言えません。自分の弟子に孫の送り迎えをさせたり、金品を要求したりとかいったひどい話も聞きます。そういったことは茶道を指導する全ての人間の恥だと思い、せめて身の回りではそのようなことがないように努めていきたいと思います。「人の振り見て我が振り直せ」ということを忘れないようにしたいものです。

紅葉5
ちょっと嫌なことを書いてしまいましたので、お「目」直しに美しい紅葉を。




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プロフィール

山荘流茶道教室

Author:山荘流茶道教室
京都市東山区にて山荘流の茶道教室を開講しております。
静かな環境で非日常を楽しめる教室を目指しています。

初心者の方から丁寧にお教えいたします。もちろん他の流派を習っていた方やブランクのある方も大歓迎です。

ご興味を持たれた方や習ってみたいなと思われた方は、どうぞ気軽にメールフォームからご連絡ください。

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