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年賀状はなんとか…


いよいよ大晦日ですね。お陰様で何とか年賀状は書き終えました。とはいえ、書いていない方からもいただくかもしれませんので、これで完了という訳にはいかないと思いますが…

「お正月を迎える準備は十分にできたか?」と聞かれるても、自信をもって「はい」と答えられるわけではありませんが、まあ何とか無事に一年を終えることができてホッとしています。蕎麦も食べましたしね!

とはいえ、まだ年末という実感がないのも事実です。明日年賀状を見て、お雑煮を食べれば実感するとは思います。来年はどんな年になるのでしょうか?猿のように器用に色々なことをこなせると良いですね。

何とか来年も茶道の面白さを少しでもお伝えできるよう精一杯頑張ろうと思いますので、お時間のある時にでもお読みいただければ幸いです。

それでは皆さま良いお年をお迎えください。




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今年の振り返り(茶事・茶会編)


先日今年最後のお茶会へ行き、翌日は今年最後のお稽古と慌しい日々を送らせていただいております。お陰様で今年の予定は全てなんとか無事(一部「無事」とは言えないこともありましたが…)に終えることができホッとしております。とはいえ、年末の準備などがまだまだ残っておりますので、焦るばかりの今日この頃です。

今年は色々な茶会に参会し、また自分でもこれまでよりも多くの茶事・茶会を催しました。中でも印象に残っているのは、普段私が大変お世話になっており、またその方のご先祖に私の先祖がこれまた大変お世話になったという方を招いてさせていただきましたお茶事や、大徳寺孤篷庵でされた茶会に参会させていただいたこと初めてお茶事に招かれたこと、一客一亭の会(亭主一人、客一人の茶会)に招かれたことなどでしょうか。

他にも色々と印象に残っていることはありますが、随分内容の濃い1年でしたので、とても全てを書くことはできません。そういえば今年は初めて自宅や松殿山荘以外の場所でも茶会を開いた年となりました。

総じて非常に良い一年でしたが、残念なこと、心残りなことも色々とありました。5年程続けて行かせていただいていた茶会に行けなかったことや、人身事故のせいで大幅に遅刻したことなどは悔しい思い出です。

人身事故による遅刻はつい先日のことですが、かなり余裕を持って出かけたのですが判断の迷いがいけませんでしたね。運転見合わせとなっている時点で別の電車に変更すれば良かったのですが、「運転再開しました」との案内で変更しなかったのが間違いでしたね。

久しぶりに人身事故による足止めに遭遇しましたが、何も茶会に行く時にしなくても…と自分の日頃の行いの悪さを恨みました。ご亭主の方には大変なご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ないことでした。

来年もまた色々なことがあるでしょうし、様々な方に出会うのでしょう。今から色々と楽しみですが、遅刻は無いようにしたいですね。




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今年の振り返り(お菓子編)


今年は随分暖かい冬ですが、明日から寒くなるそうですね。気温の変化が激しいと体調管理が大変です。皆さまもどうぞお気をつけください。

さて今日は年末恒例(?)の今年の振り返りを。今回はお菓子について振り返ってみましょう。
菓子168
こちらは亀末廣さんの干菓子です。

思えば今年も随分たくさんのお菓子を紹介させていただきました。色々と印象に残っているお菓子はありますが、今年一番印象に残っているのは亀末廣さんの「栗きんとん」ですね。この栗きんとんは私がこれまで食べてきたお菓子の中でも特に印象に残ったお菓子と言ってよいと思います。
菓子167

干菓子では二条駿河屋さんのお多福のお菓子が印象的でしたね。こちらは去年も求めさせていただきましたが、その時とは随分雰囲気が異なり驚いたことを今でも覚えています。
お菓子98
栗きんとんと違ってこちらのお菓子はもうじき食べることができそうですので、今から楽しみです。さて来年はどんなお菓子に巡りあえるのでしょうか?

さて明日は今年最後のお茶会へ行ってきますので、明日以降に今年のお茶会の振り返りをしようと思います。




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茶席と緊張


もう今年も残すところわずかとなりましたね。当教室でも生徒さんによっては最後のお稽古を終わられた方もいらっしゃいますので、年末の挨拶もしておりますがどうもまだ「年末だ!」という実感が乏しいように思います。しないといけないことがまだまだ残っているからかもしれませんね。

さて今日は茶席での「緊張」ということについて書いてみようと思います。お茶をされている方は、茶席で点前をする時の緊張を思い浮かべられるかと思います。反対にお茶をされていない方の場合は、客として茶席に入った際に「粗相をしないか」ということで緊張されることが多いかと思います。

先日、奈良でお茶を点てた際には、お茶を習われていない方も多く来られていましたので、できるだけ気楽な雰囲気作りをしようといたしました。しかし、それでも普段お茶の点前を見て、お茶を召し上がるということが滅多に無い方からすると緊張されるのでしょう。「緊張します」と仰る方が多かったです。

この時の「緊張」というのは、「何か無作法なことをするのではないか?」とか「粗相をしてしまうのでは?」といった心配からくる「緊張」だろうと思います。そういった方には「変に作法などを考えずにお茶を飲んで欲しい」と私は伝えます。

というのも、そういった方はある程度道具などを丁寧に扱われるからです。「無作法をするのでは?」と考える人というのは、通常そういったことが無いよう、自分の考える丁寧な言動を心がけられるかと思います。

怖いのは「ちょっと知識があるいい加減な人」でしょうか?「茶道なんて茶碗回して飲んだらええんや」と言って道具などをぞんざいに扱う方は見ていて怖いですね。例え手順通りにお茶を飲まれたりしていても、同席は遠慮したいです。

多くのお茶を点てる側の人間の気持ちは、「美味しくお茶を飲んで欲しい」ということに尽きるかと思います。中には「作法をきっちりと守ってお茶を飲みなさい!」と思う方もいらっしゃるのでしょうが、ほとんどの方はそんなことを考えていないと信じています。

そもそも、流派によってお茶を飲む作法もバラバラです。これは茶道を習われている方でもご存知ない方がいらっしゃいますが、お茶を飲む前に茶碗を回さない流派もあります。回し方も時計回りだったり反対だったり色々です。

どれが正解で、何は間違いというものでもありません。計算問題のように「答えが一つ」というものでは無いということが、面白くもあり、難しい部分だと思っています。ただ、相手を尊重したり、道具を丁寧に扱ったりすることは忘れてはいけません。

これは作法というよりも、人として当たり前のことですね。とはいえその「当たり前」のことが難しいのですが…日常において常にというのは難しいですが、茶席に入った時は「ちょっといつもより丁寧な言動にしよう」くらいに思っていただければ充分かと思います。

形だけの作法に囚われてつまらない時間を過ごしたり、お茶の味が分からなかったりしては点てる側としては残念ですから、当たり前のことに気をつけて、少し丁寧な言動を心がけたら後は楽しんでもらえればと思います。

先日の席では、ある方がお茶を飲んで「美味しい!」と仰ってくださいました。その方は「あ、大きい声を出してしまった」と気にされていましたが、私にとっては一番の褒め言葉ですから大変嬉しかったです。

このように茶席に入った際には余り緊張し過ぎないでいただければと思います。とはいえ、緊張感が無さ過ぎるのも困りますが…
最近の私はちょっと緊張感に欠けるように思いますので、もっと精進しないといけないですね。






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朝帰り…


今週はバタバタと慌しい1週間でした。特に一昨日から今日にかけては忙しかったですね。一昨日すなわち金曜の夜に以前録画しておいた茶道関係の番組を母と視聴し、その後色々と話し合っていると気が付けば朝の4時でした。

次の日は朝に古紙回収が来る日でしたので、家の前を掃除して古紙を出しました。そして昼からお稽古があり、それが済むと奈良までお茶を点てに行く必要がありましたので、急いで道具類を積み込み「さあ出発!」と思ったらなんと!エンジンがかからないではありませんか…

自宅のガレージから門の前までは普通に動かすことができたのですが、何度やってもかかりません。慌ててJAFに電話をして救援に来ていただきました。どうやら寿命も近づいていたようなので、バッテリーを交換して出発したのは当初の予定より1時間以上遅くなっていました。

しかし、着物で出かける予定でしたので、JAFの会員証を入れたパスケースを持っておりませんでしたから、出先でバッテリーがあがるよりはずっと良かったと思います。JAFの会員になると一部の博物館・美術館の割引サービスがあったり、車のトラブルで困った時に助かるので入っておいて良かったと思うことは多いですね。

なんかこんなことを書くとJAFの回し者みたいですが、そんな訳ではありません。まあ最近は自動車保険にロードサービスが付帯されていることもあるので、必要性を感じないという方もいらっしゃるでしょうね。

話が脱線しましたね。奈良に着くともう催しは始まっておりましたが、急いで準備をすればちょうど良いタイミングでお茶を差し上げることができそうでした。他の方が食事などをされているのをちょっと羨ましく思いつつも、急いで準備をして何とかお茶を差し上げることができました。

その後色々なお話をしましたが、古武術の話や能の話が印象的でした。茶席では様々な話をしないといけませんので、広範にわたる知識が必要です。恐らく一生満足することの無い部分だと思いますが、会話の幅を広げる為に勉強していたことがある程度は生かせたのではないか?と思います。

ある程度落ち着いたところで、ちょうどその時周りにいらした4名の方に、先日より私がはまっている(?)3種類の点て方で点てたお茶の飲み比べの実験にお付き合いいただきました。全員が私の感想と同じようだったので少し安心いたしました。

ただ、その時にお一人の方が「自分の体調などによっては欲しい味も変わりそうです」と仰っていたのが印象に残っています。本当にその通りで、この問題についてはもっと色々と経験を積んで試行錯誤を繰り返していきたいなと思っています。

そんなことをしていたら、あちらを出発したのが深夜1時半頃。数名の方をお家まで送り届けた後、自宅へ到着したのが早朝3時半。そこから使った道具を片付けて…となかなか大変な一日でした。

でも色々な面で刺激になり、楽しい一日でした。これで今年のお茶関連の行事は全て終了!という訳ではなく、来週も色々とあります。こんな私にお声かけいただけるというのはありがたいことですね。まだまだ頑張らないと!しかし、これでは新年を迎える準備は大丈夫なのでしょうか…?





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私が思う「茶席で必要とされる能力」


今年も残すところ半月となりましたね…暖かい日が続くせいか、庭の紅葉もまだ赤いままで年末という実感がありません。色々と準備もしないといけませんが、このままで大丈夫なのか?と不安になる今日この頃です。

さて先日よりこの間の茶会で感じたことを書いてきましたが、今日もその一環で「私が茶席で必要と思う能力」について書いてみようと思います。必要な能力と書くと大層なことに思えますが、そんな大層なものではないのでどうぞご安心を。

私が茶席で「困るなぁ」と感じることの一つに、私のことを「この人はお茶の作法を知らない人だ」と決め付ける人に出会った時です。「それはあなたの所作などの問題じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

実際、当流の作法が他の流派と異なる為に、私の所作を見てそのように思われることもあります。それは仕方ないと思えるのですが、「若いから」とか「男性だから」といったことだけで「お茶の作法を知らない人」と決め付ける方がいます。

懐紙などを持っているのに、「これを使うのよ」とお渡しくださる方にも遭遇しますし、先日の茶席では古袱紗(こぶくさ)をお渡しいただきました。当流では古袱紗を使わないので渡されても困ってしまいます。

その方は良かれと思ってされているのでしょうが、相手によっては大変失礼なことになり兼ねません。例えば、ある流派のお家元に得意顔で作法を教えている人を見たときを想像してみてください。私はこれに似た状況に遭遇したことがあります。

自分がもし得意顔で教えている人だったならと考えるだけでゾッとします。反対に私も色々と「教えて」いただき苦労することもあります。遠州流系統で無い流派の方から遠州公について「教えて」いただき、それが少々間違っていた時などは苦労しますね(これはしばしばあります)。

最近では当流の流祖高谷宗範について間違ったことを教えられたこともありました。その時はさすがにどうしようかと思いました。さんざん迷った挙句、他で間違った知識を広められても困ると考えて最低限訂正しておきましたが、全く聞き入れてもらえませんでした。

こういったことにならない為に、自分の話している相手がどういった方で、どの程度の知識を持っているかを見極める「能力」というのが非常に重要だと思っています。茶席では会話をする以外にも、所作や雰囲気などでかなり把握できると思います。

襖や障子の開け閉め、座る場所、座り方などを見れば知識があるかはすぐに分かるでしょう。またその動作の「慣れ具合」を見ればどのくらいの経験があるかはある程度想像できるかと思います。「若いから」とか「男性だから」といった先入観は一切捨てて見ることが大事ですね。

また会話の内容から相手の知識を推し量ることも大事です。正客となった際に、例えば亭主の方が少々知識に乏しい方だったとしましょう、そういった時に余り難しいことを聞いても困られるでしょう。

反対に相手が様々な知識を持っているのに、基本的なことを「教えてあげる」なんてことも困りますね。捉えようによっては「あなたはこんなことも知らないだろうけど」と言っているのと大して変わらないこともあります。

そういったことを避ける為に、人を見る目というのは鍛えておく必要があると思います。「人を見る目」というと非常に難しく聞こえますが、相手を尊重するよう心がければ最低限のことは足りるように思います。先入観を持たず、相手と向き合うことが大事ですね。私も忘れないように常に心がけないといけませんね。





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茶席における問題点


昨日は当流の師範者研究会でした。山荘の公開があった関係等で久しぶりの研究会だったのですが、私はまだ風邪気味の為マスクをして洋服で行ってきました。今日の当教室のお稽古では無事にマスクも取り、着物でお稽古を見ることができました。

さてこのところ先日行ってきた茶会での出来事等について書いておりますが、今日はそれだけでなく、これまで経験した中で「これは問題だ」と思うことについても書いてみようと思います。

今回の茶席では「席が締まりますから男性の方どうぞお正客へ」とある客の方が仰り、私達男性に声がかかりました。このような風景は今回の席だけでなく、茶席ではよくご覧になるかと思います。

しかし、戦前ならいざ知らず、現代においてそのような考え方は如何なものかと私は思います。席が「締まる」ということを考えれば、その場により相応しい格好で、知識や経験を兼ね備えた方が正客になるのが一番良いかと思います。

今回の席では私を含めた男性は皆洋服でした。私はジャケットは着ていきましたが、ネクタイまではしておらず、そこまで「フォーマル」な格好ではありませんでした。女性の方の中には、着物の方が何人もいらっしゃいました。

洋服の方が正客よりも、和服の方、それも紬(つむぎ)や小紋といった所謂「カジュアル」とされる着物をお召しの方よりも、色無地などの着物を着られている方が正客に座られた方が席は「締まる」と思います。

茶道に関しての知識や経験ということを考えると、女性の方が相応しい場合が多いかと思います。それは女性の方が茶道についてよく知っている可能性が高いということです。茶道人口の比率を考えた時に、今では圧倒的に女性の方が多いだろうということは茶道を習っている方は勿論、茶道を習われていない方も容易に想像できるかと思います。

実際、私達に「どうぞお正客へ」と仰った方は茶道を習われていることは明白で、恐らくその流派においては「先生」と呼ばれるような方であったのでしょう。しかも、私のことを「茶道を習っていない人」と思って声をかけてこられました(この理由についてはまた次の機会に書いてみます)。

もし、私がその方の想像通り茶道を習っていなければどのような席となったでしょうか?正客は亭主の方とどう会話して良いか分からず、道具のこと等を聞くこともできないので、その女性達が亭主と話をすることになったことでしょう。

正客を差し置いて他の方ばかりが亭主と話をするのは本当に「締まった」席と言えるのでしょうか?私には到底そうは思えません。

これはこれまでの私の経験に基づく私の考えですが、そういったことを言う方は正客に何も分からない素人を座らせ、責任はその素人に負わせて、外野からあれこれ批評だけするのを楽しみとしているように思います。

しかし、そんな卑怯なことはするべきではありませんね。私にはどうしてそういった方がいつまでも茶道を続けてこられるのか理解に苦しみます。私の弟子だったら即刻辞めていただきます。

そんなことをされると、茶道に興味を持たれた方が「茶道って嫌だな…」と思われるでしょう。実際、私が正客になった席でそのように思われている場面に遭遇したこともあります。私は全く動じないのですが、「自分がもしあの立場になったら…」と思われたのでしょう。

あれは大変残念なことでした。それ以降、まだ茶道についてよく分からない方がそのような目に遭わないように、勧められれば正客に行くようにはしています。自分の周りから少しずつそういったことを減らしていけるようにこれからも努力したいですね。





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続・先日の茶会での出来事


先日、ついに風邪をひいてしまいました。と言っても大したことは無く、もうほとんど回復しておりますが、一時は随分のどが痛く、鼻も出ておりました。皆様もどうぞお気をつけください。

前回はちょっといつもと違う終わり方をしてみましたが、今日はその続きを書いてみようと思います。ちょうど私に対して「どうぞお正客を」と声をかけられたところで終わっておりましたね。

改めてその時の状況を整理すると、その席が始まるまでに待合にて1時間近く待っておりました。私達はその席に入った時にはもうほとんどの方が席に入っており、後からは2名ほどが来られているという状況でしたので、出入り口付近を少し空け近くの席に座りました。

私の前には男性が2名いらっしゃり、私を含めて3人の男性が席にいるという状況です。なお、当教室の生徒さんや私以外はほぼ全員が明らかに私達よりも年上でした。そうした中、最初は私の前にいる男性達に「正客を」と声がかかったのですが、奥様と思しき方に止められてお断りになりました。

そうすると、次の標的は私ということになります。私自身は正客になることも多いので慣れてはおりますが、正客に行くと会話をしなければならず、点前をじっくり見ることができないので行きたくないというのが本音でした。また生徒さんと一緒でしたのでそちらの様子も気になります。

そういったことからお断りしたのですが、もう他に男性がいないからか今度はそう簡単に引き下がってくれません。私が若いので上手く丸め込めると考えられたのかもしれません…(実際にそのように考えている方を見ることもあります)

「ここで無理に断り続けていると席が始まらない」と考え、早くに諦めて正客の席へと移りました。既に1時間近く待っており、これからさらに1時間くらいの席が始まるという時に無駄な時間を1分でも使いたくないという思いでした。

しかし、こういった状況でも不毛な「正客の譲り合い(正確には「押し付け合い」と言った方が良いかもしれません)」が繰り広げられることもあります。今回は客同士でのことでしたが、席を担当されている方にお願いされても客の全員が断るというようなこともよくあります。

私は主催者側の立場の苦労も分かりますので、そういった時には無理に断らずある程度は引き受けるようにしますが、中には「私が正客を引き受けるのを快く思われていないのだろうな」と見受けられる方もいらっしゃいます。

ただ、無駄に時間を使っていると席を担当されている方だけでなく、次の席を待ってられている方など多くの方に迷惑をかけることになりますので、強情に断るということは避けています。正直なところを申しますと、たまには正客にならず気楽にお茶を飲みたいのですが…

たまに思うのは、私から見ると不毛に思えるこの「正客の押し付け合い」を楽しんでいる方、さらには「これこそが『茶道』だ!」と思っている方がいるのではということです。確かに自分から「正客に行きたい!」と宣言するものでは無いと思いますが、余りにも強情に断るのも失礼だと思います。

自分の先生や先生のお知り合いなどが同じ席にいる場合などはお断りするべきでしょうが、そうでなければ席主の負担を少しでも軽くしてあげる為に引き受けるのも優しさだと思います。「自分が最年長だな」と思われる時などは余り無理に断らず引き受けてもらいたいものです。

次回は今回の席でのその他のいくつかの問題について書いてみようと思います。





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先日の茶会での出来事


先日の夕食は、少し季節外れになってしまったようにも思いますが、秋刀魚でした。父が魚嫌いの為、家では焼き魚を食べる機会がほとんどありません。大変楽しみに家へ向かっていると、家からだいぶ離れたところまで香りが漂ってきて非常に驚きました。もしかすると期待し過ぎていたのかもしれませんね。

さて今日は先日行ってきました茶会で思ったことを書いてみようと思います。先日当教室の生徒さんを連れてある大寄せの茶会に行ってきました。今回の席は一席あたりの時間が長かったようで、待合で1時間ほど待ち、席へと入りました。

1時間近く待ったということは、茶席の所要時間は少なく見積もっても1時間はかかるということです。待ち始めたのが席の途中からであれば、もしかするともっと長くかかるかもしれませんね。

しかし、いざ席に入ったら大寄せ茶会にありがちな不毛な「正客の譲り合い」合戦が繰り広げられているではありませんか…ご存知ない方の為に書きますと、茶会では「正客(しょうきゃく)」と呼ばれる、所謂メインゲストが亭主と道具などの会話をすることになっています。

その為、正客には会話の上手な方が望ましく、かつ道具や作法についての豊富な知識が求められることになります。予め正客が決まっている会であれば困らないのですが、そうでなければお坊さんや年配の方、お茶の先生などにお願いすることになります。

しかし、多くの場合すんなりと決まらなく、ひどいときは茶席が始まる前に険悪なムードが漂うこともあります。さらには、あまり知識が無さそうに見える人に正客を押し付けて自分が中心となって話し始める人も中にはいます。

ちょっと話がわき道に逸れましたが、今回も似たような状況で正客とその近くの場所を空けて座られていました。そして例の如く「男性の方、どうぞ上座の方へ」と声がかかるではありませんか…

私以外にも男性の方がいらして、その方は私よりも年上の方でしたので、まずその方が標的となりました。最初はその方も「いえいえ」と断ってられたのですが、随分しつこく言われるので「そんなに仰るのなら」と正客の席へと移動されようとなさいました。

そうするとその方の奥様と思しき方が「やめておきなさい」といったようなことを囁かれ、その男性の手を取ってお止めになりました。そして最初の「狩り」が失敗した為に、次の標的が私へと切り替わりました。

次回、私の運命は…



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続・茶席での会話について


明日からまた寒くなるようですね…個人的には寒いのは苦手ですので勘弁してもらいたいですが、冬ですから仕方ありませんね。これが「冬なのに暖かい!」では色々心配になりますから、これで良いのでしょう!と言い聞かせておきます。

さて今日は先日書いた「茶席での会話について」ということをもう少し詳しく書いてみようと思います。古来茶席での会話として避けた方が良いとされてきたものに
我が仏 隣の宝 婿舅 天下の軍(いくさ) 人の善悪(よしあし)」(『山上宗二記』)
というものがあります。

これは、「我が仏」というのは自分の信仰についてということです。確かに信仰する宗教や宗派が異なるとそれが原因で誰かと大喧嘩になってしまうこともあるでしょう。「隣の宝」は目の前の道具でなく、他の人の道具の話題を出すのは失礼ということでしょう。

「婿舅(むこしゅうと)」は分かりやすいですね。今は女性の方が多いので「嫁姑」と言っても良いでしょう。まあドロドロとした会話になりそうですね。「天下の軍」は当時は「戦(いくさ)」でしたが、今は政治談議も含めて考えれば良いかと思います。と言いますが、利休や宗二が活躍した頃は「戦」の話というのはよく出ていたことだろうと思います。

「人の善悪」は分かりやすいですね。変に褒めるのを聞くのも嫌ですが、人の悪口を聞きながらお茶を飲むなんて想像したくもありませんね。

ここには書かれていませんが、他に嫌なのは「お金」の話でしょうか。亭主が「この道具は○○円で高かった!(安かった)」などと言うと興ざめな気がします。反対に客が「これはお幾らでした?」などと聞くのも嫌ですね。一気に席が下世話な雰囲気になるように思います。まあ知った人同士であればそれも許されるのかもしれませんが、私はそんな席は嫌ですね。

それでは一体どんな会話が良いのでしょうか?亭主と客の関係性によっても大きく変わりますが、初対面(大寄せの茶会ではよくありますね)の場合、誰でも共通の会話としてできるものは天気の話などでしょうか?この際の注意として、あまりネガティブなことでは無く、良いように捉えた発言をする方が無難かと思います。

例えば、「雨に濡れる庭の風情が素晴らしいですね」といった具合でしょうか?反対に「雨だと○○で嫌だ」などばかり言われるとせっかく楽しみにしていた気分をぶち壊してしまうこともあるでしょう。ただ、亭主が「足元の悪い中お越し頂きありがとうございます」というのまで避けるべきだとは思いません。

それはネガティブに捉えたというより、客に対して気を遣い、礼を述べているのですから問題は無いでしょう。

あとは内輪の会話にならないように、席にいる人みんながある程度理解できるような会話を心がければ良いのではないかと思います。まあ、上手な人を見て覚えるしかありませんね。苦手意識を持ちすぎないように、自分の知っていることを誇張することなく話せば良いかと思います。知ったかぶりは禁物です。

菓子163
こちらは鶴屋弦月さんの「通天もみじ」というお菓子です。今年は紅葉の時期がいつもと随分違いましたね。




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続・薄茶の点て方について


今日から12月ですね。月日が経つのは早いものですね…年賀状の用意をしないといけませんが、他にもしないといけないことは一杯です。頑張らないと!

さて今日は先日の薄茶の点て方についての続きです。どうして今回このような記事を書いたかと申しますと、先日のお稽古の際に「どうして私の点てるお茶と先生の点てるお茶ではこんなに味が違うのですか?」と質問されて、色々と実験をしてみたからです。

どんな実験かと言いますと、まず茶筅をほとんど振らずに、お茶とお湯をダマができないように混ぜただけの状態で飲んでみました。そうすると「薄い味」と言いましょうか、なんとなくはっきりとしない味で物足りなく感じました。

反対に茶筅を長く振ると、苦味や雑味が感じられるようになり、正直私は美味しくないと思いました。初心者の方は、どうしても泡がたたないということで長く茶筅を振る傾向がありますが、そうするとお湯も冷めてしまいますし、味も落ちるように思います。

ただ、難しいのは茶筅を振る時間だけが味を変化させる要因かというとそうでも無いことです。これはまだ実験をしていないので分かりませんが、茶筅を大きく振るか細かく振るかによっても味が変わるのではないか?と思っています。

自分の点て方というのはもうある程度確立していますが、生徒さんに教える時には具体的な助言ができた方が良いでしょうし、自分の知らなかったことが分かってさらに美味しいお茶が点てられるようになれば良いですから、これからもこういった実験は続けていこうと思っています。

なお、今回の味の感想は完全に私の主観によるものです(生徒さんも同じ感想ではありましたが)。またお使いになるお茶や水などによっても大きく結果は変わってくると思います。どうぞご自身でも色々とお試しになっては如何でしょうか?

菓子160
ちょっとご紹介が遅くなりましたが、亀廣保さんの干菓子です。薄茶のときはやっぱり綺麗な干菓子が一番だと私は思います。




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プロフィール

山荘流茶道教室

Author:山荘流茶道教室
京都市東山区にて山荘流の茶道教室を開講しております。
静かな環境で非日常を楽しめる教室を目指しています。

初心者の方から丁寧にお教えいたします。もちろん他の流派を習っていた方やブランクのある方も大歓迎です。

ご興味を持たれた方や習ってみたいなと思われた方は、どうぞ気軽にメールフォームからご連絡ください。

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