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右勝手の稽古


今日鏡を見てふと気がついたのですが、頭に白い髪が数本…この頃色々と不安なことやストレスがあったからでしょうか…母は60歳を超えておりますが、白髪はほとんどありません。なので、私もそんなに生えないだろうと信じているのですが、ちょっと心配ですね。
まあ男性の場合は、頭髪ではもう一つ重大なことがありますが、そこは大丈夫と信じておきましょう。

さて、話はガラッと変わりますが、先日の当教室のお稽古では右勝手の点前をしました。右勝手については以前少し書かせていただきましたのでそちらをご覧ください

右勝手3
偶然ですが、以前と風炉と水指が同じです。まあ、風炉の時期は鐶の扱いを覚える為にほとんどこの風炉ばかりを使いますが…

当流のこの点前では、左手を使う機会が多い為、「左利きの人はやりやすいでしょう?」と言われたことがありますが、個人的には全くそうは思いません。むしろ、非常にやりにくい点前だと思います。

なぜかと言いますと、「左手を使わないように」と意識しているところに急に左手を使うとなると、全ての扱いを左手でしてしまいそうになるからです。この写真をご覧いただていても分かるように柄杓は右手で扱っていますし、茶筅なども右手で扱います。

しかし、茶碗を取ったり置いたりする際に左手を使うことが多くなるので、右手を出さないといけない場面で左手が出そうになって困ります。もっとも、少し慣れればスラスラと手も動くのですが、最初は少し戸惑いますね。

もっとも、この点前を人前ですることはほとんどないでしょうから、そこまで必死になって覚える必要はありません。とはいえ、私は一度茶会でこの点前をしたことがありますので、絶対にすることがないとまでは言えません。

まあ、自分の覚え(ノートなど)を見ればできるくらいで十分だと思います。慣れれば順番が変わるわけでもなく、特殊な扱いをしないといけない道具も無いので楽な点前と言えるかもしれません。むしろ、そう思い込んでしまうのが良い方法かもしれませんね。

先日書いた遠州公の茶会記の記事に想像以上の反響がありました。書くことが無い!と安易に飛びついたのですが、次を書くことを考えると、自分で自分の首を絞めてしまったなと思います。

しかし、読んでくださる方があるということは、大変ありがたいことですからなんとか頑張ろうと思います!




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茶会のことを考える余裕が出てきました


いよいよ8月も終わりに近づいてきましたね。小学校や中学・高校は夏休みも終わりですね。最近は8月末まで夏休みではない学校も多いそうですので、先生方や児童・生徒さんも大変ですね。

今日は当教室のお稽古だったのですが、京都は随分涼しく過ごしやすかったです。明日もお稽古で相変わらずの「お茶漬け」の週末ですが、明日もそこまで暑くならないとの予報なのでありがたいことです。

涼しくなってくるとお稽古もしやすいですし、茶会などをしようか?という気分にもなります。色々と考えている最中ですが、先日お世話になった方々を招いてするのがまず一番でしょうか。その次は名残の頃に茶事でもできればと思っています。

そうこう言っている内に11月の松殿山荘の公開がありますので、そちらの道具組も考えないといけません。そして来年はもう2つの茶会の予定が入っています。いつの間にこんなことになったのか?と自分でも驚きますが、色々とお声がかかるのはありがたいことですね。

ただ、来年の茶会でちょっと不安なのは、松殿山荘以外の場所で初めてする大寄せの茶会ということです。慣れた場所であれば、部屋の雰囲気、例えば床の大きさや壁の色などが分かっているので、どういった掛物が合うかということが想像できます。

また、水屋(準備する部屋)の様子も分かるので、どういった動きをすれば良いか分かっています。しかし、初めての場所ではそういったことが分かりませんので、色々と苦労することもあるかと思います。

そういった点において、道具を考えることやお手伝いしてもらう人数など色々とこれまでとは違うことまで考えないといけません。楽しみも多いですが、不安も当然あります。まあ、これまでやってきた中で得たものを活かして対処していければ、そう変なことにはならないとは思います。

そう考えるとこれまでに随分経験を積む機会を持てたということがありがたく思えます。まあ、その分色々と苦労もしましたが…

菓子214
先日のお稽古の際のお菓子です。亀屋良永さんの「白瀧」です。「御池煎餅」で有名なお菓子屋さんですね。ややこしいのは、同じ「かめやよしなが」という読みの「亀屋良長」さんというお店があるということですね。

区別する為には、お店の場所、亀屋良永さんでは「寺町御池の」といった補足をするか、名物のお菓子を付け足すかなどして言うことでしょうか。母と話をする際は「亀屋良永」さんの場合、「かめやりょうえい」と言い、「亀屋良長」さんの場合は「かめやりょうちょう」と音読みで言って区別するようにしています。

ただ、この方法ではお店の文字までしっかりと把握していないと区別できませんので、余計混乱してしまうかもしれませんね。





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遠州公の茶会記(寛永17年7月20日)


今日は「処暑(しょしょ)」で暑さが和らぐ頃と言いますが、猛暑日となり暑い一日でしたね。とはいえ、朝夕は随分過ごしやすくなってきましたので、そのうち日中も涼しくなり秋が深まっていくのでしょうね。

当ブログも700近い記事を書いてきて、完全に「ネタ切れ」の状態です。そこで新しいシリーズを作らないともう書けないと思い、今回から過去の茶人の茶会記などを解説するシリーズでも作ろうか?と考えました。

だいぶ専門的な話になってしまうことが予想され需要があるのか分かりませんが、背に腹は代えられません。お付き合いいただければ幸いです。

さて、初回の今日は遠州公の茶会からご紹介しようと思います。今日は旧暦でいうと7月21日ですので、その近辺の日をということから寛永17年(1640年)の7月20日の茶会記をどうぞ。

客は5名で、酒井備後殿、吉良上野殿、安藤右京殿、松平出雲殿、酒井蔵人殿です。ここで歴史好きの方は「吉良上野殿」に反応されるかもしれませんね。しかし、この方は忠臣蔵で有名な「吉良上野介」ではなく、そのお祖父さんの吉良義弥(よしみつ)という方です。忠臣蔵で有名な吉良上野介は寛永18年の生まれとのことですから、この時はまだ生まれていません。


同(七月)廿日之朝
一 掛物 驢馬
一 棚下 香合 羽箒

中立

かけもの取て 花入 あまつら 沢ききょう
一 茶入 あすか川 水指の前に
一 水指 右同(信楽 六角)
一 柄杓 ふろ 水さしの間にかけて
一 茶わん 水こほし 右同(茶碗 染付、水こほし 合子)

(『小堀遠州茶会記集成』 小堀宗慶編 平成8年 主婦の友社)から
*( )内は筆者注、なお仮名遣いなど一部を改める 



それでは、内容を見ていきましょう。驢馬(ロバ)の掛物とは、松花堂昭乗の描いた絵で、沢庵和尚や江月和尚などの賛があるものだということです。恐らく、私はまだ見たことがありません。

次に「棚下」というのは、台目の部屋で天井から釣り下がった棚(釣棚、「吊棚」とも)の下の棚のことで、遠州公の茶席ではこの二重の棚がよく見られます。元は織部の好みであるとされ、上下の棚の大きさが異なり(上の棚が大きく、下の棚が小さい)、雲雀(ひばり)棚と呼ばれています。

その雲雀棚の下の方の棚に羽箒と香合が飾られていたということです。なお、この飾り方は現在当流でも同じように行います。この書きようからでは、羽と香合の位置関係は分かりませんが恐らく今と同じなのでは?と思います。

羽箒と香合が飾られていることから、初座では炭点前をしたのでしょうが、他の道具は常のものを使ったのか記されていません。そして中立があり、席中の飾りつけを変更します。

席に戻ると掛物が取られ、花が入っています。「あまつら(あまづら)」とは蔦(つた)のことだと言われていますが、他の説もあり、はっきりとしたことが言えません。なお、蔦の花は地味だと言われているので違うのかもしれませんし、葉っぱを使ったのかもしれません。

また、「沢ききょう」は遠州公の好んだ山野草とのことですが、毒草だそうです。毒のある植物は茶席に入れない(禁花)とされることもありますが、この当時はさほどうるさく言わなかったのかもしれませんね。実際、遠州公は禁花と言われる河骨(こうほね)をよく入れています。

「花に法度を言うは初心の為なり」という言葉もあるように、遠州公のような巧者には禁花などは無いと考えた方が良いのかもしれません。まあ、私のような巧者でない者は、無難な花を選ぶようにしています。

茶入の「飛鳥川」は遠州公の最も愛用した茶入の一つとしても大変有名で、現在は湯木美術館の所蔵となっています。「水指の前に」とありますが、この書き方だけでは真正面なのか、当流で言うところの「すりはらい」なのかははっきりしませんが、柄杓の飾り方を考えると恐らく水指の真正面なのでしょう。

ここで、遠州流系統以外の流派の方が驚かれるのは、「柄杓を風炉と水指の間にかけて」というところかと思います。これは当流ではもうほとんどすることがありませんが、台目の部屋では風炉先窓の敷居の上に柄杓をかけることがあります。

どうして当流ではほとんどすることが無いかと言うと、台目で、風炉先窓がある部屋で点前をすることがほとんど無いからです。松殿山荘ではほとんどの部屋が広間で、小間の部屋でも台目の部屋がほとんどなく、あっても風炉先窓が無いのです。

また当家の茶室も台目ではありませんので、そういった部屋で点前する機会が無いんですね…いつかそういった部屋でする時はぜひこの飾りをしたいのですが、そういった機会が早く巡ってくれることを祈っています。

最後に茶碗が染付とありますが、同じ月の26日の会記には「くもの染付」とありますので、この日も同じ茶碗を使っていたかもしれません。そうならば、恐らくは「雲堂手」と呼ばれる染付の茶碗が使われたのでしょう。

現代では薄茶の茶碗と捉えられていることが多い染付の茶碗ですが、この頃はそうでもなかったのでしょう。現代とは色々なことが違って面白いですね。

ある程度予想していたとはいえ、かなり長くなり、かつマニアックな内容になってしまいました…また機会があれば書いてみますが書く方も結構大変ですね。





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続・読みの解説(白玉か…)


今日も暑かったですね。しかし、そろそろ8月も終わりに近づきましたので、だんだんと涼しくなってくれることと思います。茶会の準備など色々と課題も多いですが、なんとか頑張っていきたいです。

さて、今日は先日の読みの解説の続きです。
書4
こちらでしたね。しかし、何度見ても字と字のつながり(連綿)の部分が気に入りません。まあ、こればかりは日々の精進しかありませんね。

今回は2行目ですが、

つゆとこ多へて きえなまし物を


と書かれています。

つまり、

露と答えて 消えなましものを


ということですね。

今回のポイントは頻出文字の「多=た」くらいでしょうか?案外「つ」も読みづらいかもしれませんが、それは私の書き方の部分もあると思います。個人的には「え」が出てきたのは少し珍しい気がしました。その前に「へ」で「え」と読んでいるので重複を避けたのかもしれませんね。

これで全て読めましたね。伊勢物語の有名な六段(「芥川」として古典の教科書などによく掲載されていますね)の

白玉か なにぞと 人の問ひし時
露とこたへて 消えなましものを


の和歌ですね。

「あれは白玉(真珠)ですか?何ですか?」とあなたが尋ねた時に
「あれは露ですよ」と答えて消えてしまえば良かったのに…


といったところでしょうか。

今回の部分はだいぶ読みやすかったのではないでしょうか?慣れてくるともっと読めるようになります。しかし、書体が変わるとまた苦労します。そういう意味では他の書体もご紹介できると良いのですが、私が書けませんので厳しいですね。しかし、この書体であっても、こんな書ではいけませんね。もっと精進しなければ!




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人の点前を見て覚える


昨日、京都では五山の送り火でしたが、かなり強い雨が降っておりました。大雨洪水警報も発令されておりましたので今年は中止かな?と思っておりましたが、そんなことはなく通常通りされたそうです。終わった頃までかなりきつく降っていましたから、見物に行かれてた方は帰り道が大変だったでしょうね。

先日の当教室のお稽古はベテランの方(と言っても同級生なのでまだ30代ですが)と当教室に来られて1年ちょっとの方が一緒でしたが、同じ点前をしてもらいました。

今回の点前は「茶碗披き(ちゃわんびらき)」という点前で、当流では初等科で習うことになっています。初等科とはいえ、なかなか難しい点前なのですが、お2人ともスラスラとされていました。

まあ、ベテランの同級生にとってはそう難しくないかもしれませんが、先日まで天目をされていたので細かな違いに苦労されるかな?と思っておりました。しかし、そう戸惑われることなく点前されていたので安心しました。

その後、当教室に来られて1年ちょっとの方がお稽古されたのですが、今回が茶碗披きの初めての稽古だったにもかかわらずあっさりと点前されていました。ご本人が優秀ということも大きいでしょうが、あらかじめ人が点前しているのを見ると覚えやすいかと思います。

慣れてくれば人が点前している姿を見るだけで、その点前を覚えることもできます。ただ、間違った点前を見てしまうとそれを覚えてしまうという危険もありますが…しかし、見て覚えるということは大事なことだと思います。

そういうことから、私はできるだけ点前を見てもらうようにしていましたが、最近は余り私の点前を見せる機会が減っているように思います。ちょっと稽古が足りていないと思っていますので、なんとかこの辺りで挽回しないといけませんね。

なお、教室によっては先生の点前を見ることは一切ないというようなところもあるようですが、見本を見ずに上達するというのは個人的には想像できませんね。まあ、教え方が上手であればそんなこともないのかもしれませんが。




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読みの解説(白玉か…)


今日は夕立が随分降りましたね。お蔭で随分涼しくなった気がします。降る前はかなり蒸し暑く大変でしたがこの気温なら過ごしやすいですね。庭のコケも一気に青々としてくれてホッとしています。

さて、今日は久しぶりに「書」カテゴリーの記事を。毎回下手くそな字をお見せするのが心苦しく、また大変恥ずかしいのですが、お付き合いいただければ幸いです。

書4
今回はこちらの和歌を。これまでご紹介してきたものは全て伊勢物語の和歌を書いておりますが、今回も伊勢物語の和歌ですね。これは手元にある手本の関係と、個人的な好みです。後は、伊勢物語の復習もできるので一石二鳥です。

それでは一行目から見ていきましょう。

白玉可なにそと人のとひしとき


と書かれています。

つまり

白玉か なにぞと人の とひし(問いし)とき


ということですね。

最初の「白」という字は分かりやすいですが、「玉」は「む」かな?と思うかもしれませんね。和歌が書かれていると分かる場合は「57577」を頼りに想像することができるので良いのですが、和歌でないとちょっと難しいこともあります。

「可=か」はこれまで何度もご紹介していますので、「すぐに分かった」という方もいらっしゃるでしょう。「な」はいまの字と同じ「奈」がもとになっていますが、右側の点がないので分かりにくいかもしれません。「る」と区別がつかないことがよくあります。

次の「に」は今と同じですからすぐに分かりますが、「そ」は一番下の部分が今と反対向きですから「ろ」かな?と思われるかもしれませんね。この辺りは前後の文脈から判断していますが、もっと良い方法があるのかもしれません。あれば教えて欲しいですね…まあ、こればかりは地道に頑張るしかない気もします。

次の「と」以下は分かりやすいですね。個人的にはこの日は字と字を続ける「連綿(れんめん)」が全然上手くいかなかったことが気にくわないです。まあ、腕が悪いので仕方ありませんね。もっと精進しなければ!

これまで紹介してきているのは「定家様(ていかよう)」と言われる藤原定家の筆跡をもとにした書体です。書道をされている方からは見向きもされないことも多いですが、遠州流系統のお茶をする者にとっては非常に大事な書体です。どこかに定家様を教えてくれる書道教室があれば良いのですが…




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お盆


お盆ですね。会社もお盆休みお真っ只中という方も多いことと思います。当教室は関係ありませんが…

お恥ずかしながら割と最近まで知らなかったのですが、お盆も地域によって時期が違うそうですね。京都では有名な「五山の送り火」が8月16日にありますので、どこも8月にするのだと思っておりました。

なお、当家では今年は本日お坊さんがお経をあげにきてくださいました。私も毎日とは言いませんが、最近は時々自分でも本を見ながらお経をあげるようにしています。なので、少しは覚えたかな?と思いましたが、なかなか覚えられないものです。

とはいえ、私が普段唱えているお経とは違うものもあったと思いますので、そこは覚えていなくても当然ということにしておきましょう。それでも覚えている部分も多く、少し嬉しかったです。

やはりたとえ毎日ではなくとも日々の積み重ねというのは、大きなものだと思いました。お茶のお稽古もそうですね。毎日でなくてもある程度の頻度で続けると、なかなか覚えられないなと思ってもそのうち体で覚えているような状態になるかと思います。

そこまでいくにはなかなか大変なこともあると思いますが、あきらめずに頑張ってもらいたいと願っています。

掛け軸
当家で毎年お盆にかける軸で、江戸時代の僧、祐天上人の筆によるものです。





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粟羊羹(あわようかん)


今日の朝は随分と涼しかったですね。と言っても昼間は暑かったですが…それでも立秋を過ぎて、少しずつ秋へと移り変わっていくのでしょうね。早く昼間も涼しくなって欲しいものです。

さて今日は久しぶりにお菓子の紹介を。
菓子207
こちらは花子(はなご)さんの粟羊羹(あわようかん)です。何か銘がついていたように思いますが、少し前のことですっかり忘れてしまいました。最近お菓子の銘をよく忘れてしまうので困ります。その時は覚えたつもりなのですが…

続いては、
菓子212
亀末廣さんの粟羊羹です。こちらは何か銘があるわけではなく、「粟羊羹」として販売されています。

なお。上の花子さんの粟羊羹はふわっとした食感で、あの大きさで一つずつ販売されていますが、亀末廣さんの方は所謂「棹もの」の状態で販売されており、食感も「羊羹」と言うに相応しい感じです。

どちらが美味しいかは好みですね。個人的には初めて食べた粟羊羹が亀末廣さんのものだった為、「粟羊羹と言えば亀末廣さん」という思いがありますので、亀末廣さんに一票というところでしょうか?

まあでも、その日の気分によるところが一番大きいかもしれませんね。

最後に今の時期にぴったりな和歌を和漢朗詠集からどうぞ。

秋たちて 幾日(いくか)もあらねど この寝ぬる
朝明(あさけ)の風は たもと寒しも       志貴皇子(しきのみこ)


「立秋になってから幾日もたたないが、この明け方の風は袖口に寒い程に感じられる」といったような感じでしょうか。万葉集や拾遺集には安貴王(あきのおほきみ)の和歌として所収されていますね。





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漬物が美味しくて…


昨日も暑かったですが、今日も暑いですね。京都では連日の猛暑日でぐったりしています。無理をして熱中症になってはいけないという言い訳のもと、庭や家の周りの掃除をサボってしまっていますが、さすがにそろそろなんとかしないといけませんね。

そんな暑さのせいでしょうか、少し塩辛いものが食べたくなるのか最近漬物が非常に美味しく感じます。先日、何度か前を通るお店の漬物を買ってみたところ、非常に美味しくてしばらく漬物ばかり食べていました(それでも全然痩せないのですが…)。

その後、別の店でも買ってみようと思い、母と相談したところ前から買ってみたい店があったとのことで、そちらで購入することにしました。しかし、そちらのお店のは口に合わずがっかりしていたのですが、2種類購入したうちの後から食べたものはそう悪くない味でホッとしました。

現在では夏には朝茶をする流派が多いかと思いますが、その際は食事の時に漬物を多めに出すことが多いようです。もちろんその限りではありませんが、暑い時期には漬物とご飯(お茶漬けにしたい人も多いかもしれませんね)で軽く済ませたいというのはよく分かります。

とはいえ、これだけ暑いといくら少し涼しい朝でもお茶をしようという気にはなかなかならないのも事実です。最近の気温で考えると、9月の終わりごろになってやっとそういうことを考えられるようになるか?という感じでしょうか。

クーラーが付いているお家などではその限りではないのでしょうが、ほとんどの部屋にクーラーが付いていない当家ではお稽古はできても茶事や茶会はしばらくはお休みですね。もう少し涼しくなれば色々と考えていることもありますが…

皆さまも熱中症には十分注意して、夏バテなどされないようにしてくださいね。




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猛暑日に思ったこと


昨日は暑かったですね。京都では37℃を超えたとのことでした。その暑さのせいか、このところ色々な虫の活動が活発な気がします。蚊などちょっと困った虫も多く、なかなか苦労します。

こんな暑い日が続いていると茶事や茶会をしようという気持ちにはなかなかなりません。昔はここまで暑い日というのは余りなかったように記憶しています。

あやふやな記憶ですが、私の小さい頃(30年近く前ですが)、家庭用のビニールプールを出してもらえるのが30℃を超えた日だけだったと思います。なので、その頃は夏になると「30℃を超えないかな?」と楽しみにしていたものでした。

その記憶が正しいのか、ちょっと気象庁のホームページで調べてみました。それによると、1988年8月(当時4歳)の京都の平均最高気温は31.9℃とのことでした。なお7月は29.5℃となっていました。

想像していたよりは高かったですが、去年の数字と比べてみてビックリしました。2015年8月の京都の平均最高気温はなんと、33.6℃で、7月でも31.7℃(今年は33℃)でした。今の7月の暑さは30年程前の8月並みの暑さと考えて良いのだろうと思います。

せっかくなので、当流の流祖高谷宗範の亡くなった年(昭和8年、1933年)の京都の平均最高気温も調べてみると、意外や意外、7月が33.1℃、8月が32.6℃と去年とそんなに変わらない気温でした。

しかし、最低気温の平均を見てみると、7月は去年が23.8℃、1933年が22.7℃で、8月は去年が24.6℃、1933年は22.5℃と差がありました。また1日の平均気温でも差がありました。そんなことから、昔よりも暑くなった気がすると感じているのかもしれませんね。

データはともかく、そんな暑い日にお茶をしようと思っても気が乗らないのはどうしようもありません。朝茶と言って早朝にする茶事もありますが、招く側だけでなく、招かれる側も朝早くから出かけるのは大変ですから、そう気軽にできるものでもありません。

では昼間にするかと言っても、この暑さでは想像するだけでもしんどいです。冷房の完備された部屋であれば良いでしょうが、そうでなければ我慢大会か苦行になってしまいます。

古書にもそういう暑い時期には「茶の湯はなきもの」といったことが記されていることもあります。涼しくなってから考えることにしようと思います。

菓子208
先日買おうと思っていたけど、注文し間違えて買えなかった朝顔のお菓子です。今回は無事に買えました。




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茶道のブログを書くにあたって気を付けていること


もう8月になってしまいましたね。日中は暑い日が続きますが、朝晩はそこまででも無いので助かっています。この辺りは古い家の嬉しい面と言えるかもしれませんね。その代わり冬は寒いですが…

さて、今日はちょっといつもと雰囲気を変えて、普段私がブログを、特に茶道関係のことを書く際に気を付けていることについて書いてみようと思います。

以前から何度も書いておりますが、茶道においては様々なことが流派によって異なります。さらに、簡単に「茶道」と言っていますが、煎茶を出す「(煎)茶道」もあります。そのような状況の中、「茶道では○○だ」と簡単に断定してしまうと様々な誤解が生じる可能性が高いです。

また400年位前のことになると、どうしても分からないことも色々とありますし、変化したこともたくさんあります。当然と言えば当然ですが、中にはそういったことを注意せずに人に話したり、書いたりする方もいらっしゃいます。

そういったことから、私はできるだけ「当流では」とか、「個人的には」などとできるだけ限られた条件の中での話として書くように注意しています。もしくは、「○○とされています」など断定的な言い方は避けるなどなるべく誤解を与えないように注意しているつもりです。

自分の習っている流派、または知っている流派のことを中心に考えるのは当然のことではありますが、それ以外の流派であったり考え方を否定することは良くないことだと思います。人に話をしたり、文章にする時はそういったことを頭に入れておいていただきたいものです。

と偉そうに言っている私も断定的な言い方をしてしまい失敗することがよくあります。できるだけ注意するようにしてはいるのですが、なかなか難しいものですね。

菓子209
先日のお稽古の際のお菓子です。近所の末廣屋さんの「水ぼたん」です。この形なら「ムクゲ」でも「朝顔」としても使えそうですね。



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プロフィール

山荘流茶道教室

Author:山荘流茶道教室
京都市東山区にて山荘流の茶道教室を開講しております。
静かな環境で非日常を楽しめる教室を目指しています。

初心者の方から丁寧にお教えいたします。もちろん他の流派を習っていた方やブランクのある方も大歓迎です。

ご興味を持たれた方や習ってみたいなと思われた方は、どうぞ気軽にメールフォームからご連絡ください。

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