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今日の花(シュウカイドウ)


今日の夜から近畿地方では随分と涼しくなってくれるそうです。昨日の夜は暑く、寝苦しかったのですが、明け方には随分涼しくなっておりました。また秋の虫も盛んに鳴いておりますので、秋の風情を感じるこの頃です。

そんな今日は少し秋らしい花をご紹介しようと思います。
花14
相変わらず写真が悪く、何の花か分かりにくいですが、秋海棠(シュウカイドウ)です。実は今回初めて知ったのですが、シュウカイドウの花は雄花と雌花の形が随分と異なるようです。

上の写真で咲いている(といってもほとんど見えておりませんが…)のは雄花です。雌花は四枚の花弁(実はそのうち二枚はがくです)の可愛らしい花が咲き、シュウカイドウの花といえばこちらを思い浮かべる方が多いかと思います。

実はこの写真では分かりませんが、ある「遊び」がこの花には隠されています。
花15
これでお分かりになりますね。実は葉っぱの裏にセミの抜け殻がついていたんですね。この写真では分かりませんが(そればかり書いていますね)、もう一匹別の葉の裏にも隠れていました。

普通なら外してしまうことが多いとは思いますが、たまにはこういう試みも良いかと思います。今回は偶然そういう葉があったのでできましたが、わざわざつけるとそれはやりすぎな感じがしますね。そういう意味では2匹も多いと思う方もいらっしゃると思いますが、見えにくい位置なのと1匹でも気が付かれない場合もありますので、許容範囲ということにしておいてください。

実際、こちらからお伝えしないと気がつかれない方もいらっしゃいました。本来、当流では花は見上げるように拝見するのでその通り見ていれば分かるのですが、床の拝見の仕方まではまだ教えていない方でしたので仕方ありません。

そういえば、セミの抜け殻で思い出しましたが、今年の「夏休み子ども科学電話相談」で「セミの抜け殻は食べられますか?」と質問していた女の子がいましたね。彼女はその後実際に食べてみたんだろうか?

明日までの放送ですが、夏休み子ども科学電話相談はおすすめです。Twitterで存在を知ったのですが、大変面白く勉強になる内容で楽しんでおりました。リアルタイムでは聞けないことがほとんどですが、インターネット上で聞き逃し配信をされていますのでそちらで専ら聞いております。

内容があっちに行ったり、こっちに行ったりの記事になってしまいましたので、この辺りで。



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旧暦7月7日


いよいよ8月も終わりですね。といってもそれは新暦でのことで、旧暦では今日は7月7日、つまり七夕の日ということになります。今年は「閏5月」という月が5月の後にありましたので、いつもよりも遅い時期に旧暦の七夕がきています。

当流などの一部の遠州流系統の流派では7月7日にする点前があります。「五段柄杓」という点前で、当流での伝承によると寛永19年(寛永7年という説もあり)7月7日に遠州公がされた点前ということになっています。年が随分違うのは筆写の際の書き間違いでしょうか…

普段当流では風炉の点前にて柄杓を釜にかける際は「置き柄杓」、「引き柄杓」そして「捻り(ひねり)柄杓」の3種類の置き方があります。この五段柄杓の点前ではそれに加えて「結び柄杓」、「切り柄杓」の2種が加わり、5段の扱いとなります。

なお、この柄杓の扱いは遠州公の作意ではなく、遠州公の師の織部の扱いであったと伝わっております。400年以上も前のことですから実際のところはよく分かりませんが、この点前は「ちょっと特殊だな」と思う所作がいくつかあり、「やはり遠州流とは少し異なる点前なのかな?」と思う部分もあります。

ただ、この点前は遠州流ではどうやら伝承がないらしく、現在私の知っている限りでは小堀遠州流と当流にのみ伝わっているようです。もっとも、それ以外の遠州流の系統の流派の方とお話する機会があまりないこと、もしこの点前があってもいわゆる「奥伝」と呼ばれるような点前である可能性が高い(当流では高等科の点前)ことから、誰でもが知っている訳ではないのでなかなか確認できないということもあります。

ちなみに他の流派でも「切り柄杓」という柄杓の扱いはあるところも多いようですが、当流がこの五段柄杓の点前でする扱いとは随分異なります。私が見たのは裏千家の方の「切り柄杓」だと思いますが、全然違う所作でしたね。

また、当流では「改め柄杓」という柄杓の扱いを遠州流では「扱い柄杓」というそうです。このように同じ系統の流派であっても様々な違いがあります。ですから、全然系統の違う流派であれば点前の順序や客の作法、取り合わせの約束など様々な違いがあって当然と言えるでしょう。

以前から何度か書いてきておりますが、自分の知っている作法や所作と違うものを見た際に「間違いだ!」と決めつけてしまう方が結構いらっしゃいます。しかし、それぞれの流派に様々な伝承があり、それを守っています。もちろん、伝言ゲームのように途中で変わってしまったこともあるでしょう。

しかし、それを安易に「間違いだ!」と否定することはその流派の伝統を否定することになるかと思います。特定の流派だけが「正しい伝統」を伝えているわけではありません。それぞれの流派が必死に守り続けている伝統です。お互いに尊重するのが「茶人の務め」ではないでしょうか。




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今日のお菓子(亀末廣さん)


今日は五山の送り火の日ですね。もうお盆もおしまいで、明日からお仕事という方も多いことでしょう。もっとも、「もう仕事だよ」という方やお盆休みなんて無い!という方もいらっしゃるでしょう。また、お坊さんのようにお盆が最も忙しい時期という方という方もあるかと思います。

当教室にもお坊さんが習いに来られていますが、そちらのお寺では昨日盂蘭盆会法要を済ませ、お盆の行事は終えられたそうです。

さて、前置きとは関係が無いですが、先日のお稽古でのお菓子を今日はご紹介しようと思います。
菓子253
これは先月に購入したお菓子だったかと思いますが、亀末廣さんの葛饅頭です。何か銘がついていたのですが、すっかりと忘れてしまいました…やっぱりすぐにご紹介しないといけませんね。

菓子254
こちらも同じく亀末廣さんのお菓子です。恐らく、同じ日に求めたのだと思いますが、どうも記憶が定かではありません。この1か月も色々と慌ただしかったからでしょうか…

ただ、はっきりと記憶していることが1つあります。どちらのお菓子も大変美味しかったということです。やっぱり生菓子は味が一番重要だと個人的には思います。反対に干菓子の場合は味よりも見た目を重視することもあります。

まあ、「味も見た目も最高!」というお菓子があれば一番良いのですが、自分の好みに完全に合致するお菓子というのはそうはありません。そこで何を妥協するかということを考えるのも必要だと思います。

なお、「こんなお菓子を作って」と注文されることも多いかと思いますが、私はほとんどしません。幸いにして京都にはたくさんの和菓子屋さんがあり、「どのお店のどのお菓子を選ぶか?」ということを決めるのでも結構大変です。

そのためにも日頃からできるだけ色々なお店のお菓子を食べるようにしていた時期もありましたが、最近は大体お店も固定化してきました。好みがはっきりしてきたのかもしれませんね。もしかすると、将来は自分の構想を伝えてお菓子を作ってもらうこともあるかもしれませんが、しばらくはこの方法で行こうかな?と思っています。




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茶の湯展の感想(茶碗・茶入編)


気が付けば8月になり、しかも立秋も過ぎてしまいました。今年に入って随分と慌ただしい日が続きなかなかブログが更新できておりません。まあ、時間があっても必ず更新できるわけではないのですが…

さて、今日は随分間が空いてしまいましたが、茶の湯展の感想の続きを書いてみようと思います。前回は書画編ということでしたが、今回は茶碗・茶入についての感想です。

今回の展覧会では私が数えた限りでは茶碗では国宝が4点(稲葉天目・油滴天目・喜左衛門・卯花墻)、重要文化財21点、茶入では重要文化財が5点(初花肩衝・北野肩衝・松屋肩衝・富士茄子・在中庵)という顔ぶれでした(数え間違いがあるかもしれませんが…)。

それだけ有名な道具が多かったので、当然これまでに見たことのあるものも多かったのですが、中には今回初めて拝見するものや、以前見た時と随分印象が異なるものもありました。その中で印象に残っているものをいくつか書いていこうと思います。

まずは、やはり稲葉天目でしょうか。静嘉堂文庫の所蔵の曜変天目で、国宝にも指定されている大変有名な茶碗です。実は今回が初めての拝見で、これでようやく国宝の曜変天目3つの全てを拝見することができました。

最近では龍光院のものが一般的に見られる機会が一番少ないように思いますが、ありがたいことに私は高校生の頃に京都国立博物館であった「日本人と茶」という展覧会で拝見する機会がありました。

他に初めて拝見した茶碗としては蕎麦茶碗「花曇」、ととや茶碗「廣島」、「古田高麗」、「千種伊羅保」、釘彫伊羅保茶碗「秋の山」などで、それぞれに大変印象に残っております。

蕎麦茶碗はこれまでに畠山記念館で「蛍」、香雪美術館で「色替」などを拝見いたしましたが、この茶碗も非常に見どころのある綺麗な茶碗でした。この暑い時期に使ってみたいなと思わせるような茶碗だったことを今でもよく覚えています。

ととや茶碗は藤田美術館で「利休ととや」、今回の展示でも出ていましたが三井記念美術館の「かすみ」が印象的でしたが、こちらは赤味がかったまた雰囲気の異なる茶碗でした。こちらの「廣島」は平ととやの代表的な茶碗として有名ですが、現在は個人蔵なのでそうお目にかかる機会があるわけではありませんので、貴重な経験でした。

また、小井戸茶碗「六地蔵」はこれまでに何度か拝見しているはずなのですが(これまではそれほど印象に残らなかったのですが)、今回は非常に良い茶碗に見えました。美術館によって照明の具合も違いますし、何よりも見る側の体調や「目」(実際に感じるのは脳でしょうが)が変わっているということもあるかと思います。

「六地蔵」は遠州公が六地蔵で見出したからこの名が付いたと言われていますが、その遠州公も昔見た余り気に入らなかった茶入が後年見た際には大変良く見えたという逸話が残っています。

人間の好みというのははっきりしてそうで、案外あやふやなものなのかもしれませんね。
裂5
こちらは常設展で拝見したインド更紗です。この写真の上の方の金がキラキラしているのが見えるかと思いますが、金糸が使われているそうです。なお、更紗は茶道具の箱を包む風呂敷などに使われることもあります。



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山荘流茶道教室

Author:山荘流茶道教室
京都市東山区にて山荘流の茶道教室を開講しております。
静かな環境で非日常を楽しめる教室を目指しています。

初心者の方から丁寧にお教えいたします。もちろん他の流派を習っていた方やブランクのある方も大歓迎です。

ご興味を持たれた方や習ってみたいなと思われた方は、どうぞ気軽にメールフォームからご連絡ください。

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