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茶席の亭主について


また更新が空いてしまいましたが、いよいよ11月も終わりですね。紅葉も段々散り始め、京都の観光客も少し落ち着いてきたように思います。

さて、先日無事に松殿山荘の公開の呈茶席を終えることができましたが、今日はその際に思ったことについて書いてみようと思います。

当流では茶席の亭主は基本的に聞かれた道具についてのみ答えるのですが、そうすると静かな席になることが多いです。私はそういった静かな席(客として参加した場合)はじっくりと点前が見られたり、自然の音を聞いたりすることができて非常に嬉しいのですが、それでは物足りないと思われる方も多いようです。

大寄せと呼ばれる大人数の茶会では現在、亭主がとりあえず一通りの道具を説明することが多いので、それに慣れている方からすると当流の方法は「サービス精神に欠ける」と思われることもあるようです。

この辺りは流派の、さらには個人の考え方次第ではありますが、聞かれてもいないことをベラベラと話すというのはどうも気が引けます。茶会というのは「道具の自慢をする場」ではありませんので、道具のことだけを話すのもどうかな?と個人的には思ってしまいます。

もちろん、一方的に道具の説明をしてくれれば、客は特に何も聞かなくても良いから楽かもしれませんが、なんとなく味気なく感じます。この辺りは取り合わせの方法とも関わってくるのでしょうが、一番見てもらいたい道具というのはどんな亭主でもあるかと思います。

そういった道具のことを聞いてもらえれば嬉しいでしょうし、他の道具のことは聞かれたけどその道具のことは聞かれなかったりすると残念に思うこともあるでしょう。残念に思うだけでなく、他の道具の良さに改めて気が付くといったこともあるかもしれません。

客で行った際のことを思うと、大抵何か一つは「あれは何だろう?」と思うような道具があると思います。何も無い場合は厳しいですが、何かあればそれについて尋ねると良いと思います。

お稽古をしていると、もちろんある程度道具を尋ねる順番や時期を教えていきますが、あくまでも目安です。絶対に守らないと誰かの命が危険になるといったものではありません。ある程度気楽に考えて会話してもらいたいなと私は思います。

まあ、それには茶席で変なことを聞かれたり、微妙な時期に尋ねられたりしてもお茶をされている方が怒ったり、ひそひそと悪口を言ったりしないことが大事かなと思います。誰でも最初は初心者ですから、温かく見守ってあげて欲しいなと思います。



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