お茶会に行く時の持ち物は?
今日はお茶会に行く時に持って行った方が良いものについて考えてみようと思います。
既にお茶を習われている方はご存知のことばかりだと思いますが、まったくお茶を知らない人に向けて書いてみようと思います。
まずは「懐紙(かいし)」でしょう。

このようにお菓子のお皿代わりに使います。デパートやお茶屋さんで販売されています。流派によっては男性用と女性用と分かれていることもありますが、一緒の流派もありますのでご夫婦で一緒の物を使われても構わないでしょう。ただ男性の場合、懐紙の柄が女性らしいものであればちょっと恥ずかしい気がするでしょうから、無地の物にしておかれると良いでしょう。
後は「菓子切り」ですが、専用の物を使わなくてもお菓子に付いてくる簡易な楊枝でも結構です。専用の物があればそれにこしたことはありませんが、一回しか行かないのであればわざわざ買わなくても良いように思います。ただ周りが気になるのであれば購入されておいた方が無難です。懐紙と一緒に買っておきましょう。
後は靴下です。茶室だけでなく、畳の上に上がる際は素足は避けた方が良いでしょう(男女とも)。色は「白でないといけない」という流派もあるようですが、清潔な靴下であれば結構です。柄はない方が良いでしょう。穴が開いてないかも確認しておきましょう。
なお、お茶を習われている方は他に扇子や帛紗を持って行くことが多いでしょうが、使い方が分からないのであれば特に必要ありません。どう使って良いか分からなければ持っていても意味がありませんからね。
後は実際に行ってみて周りの人の様子を見ながら同じようにしておけば大きな問題はありません。また分からないことは周りの人に聞いたら良いのです。偉い先生も必ず初心者の頃があったのですから、きっと丁寧に教えてくれるはずです。
万が一、きちんと教えてくれなければその人は「茶人」ではないと思っていただいて結構です。本当の茶人は、周りの人に恥を掻かせないように上手に気を使える人ですので、変に知ったかぶりをしないで、分からないことは聞いてもらえれば結構です。たまに間違ったことを大きな声で他の人に教えている人もいますが…
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