お茶事(寄付など)
今日から数日に亘り、先日行いましたお茶事のご紹介をさせていただこうと思います。
まず今日は「寄付(よりつき)」などのご紹介から。「寄付」と耳慣れない言葉が出てきたかと思いますが、寄付とは茶会などの際に最初に通される部屋で、ここで足袋を履き替えたり身支度を整えます。寄付以外にも待合などと言われることもあります。
なお寄付には掛け軸(絵)が掛けられることが多いですが、必ずそうしなければならないという訳ではありません。今回はこのように花(緑のみですが)にしています。

貝塚伊吹です。今回は若い人達の会でしたので、緑の美しいものにさせていただきました。もっとも良い寄付掛けがなかったということも理由の一つです。
今回は「食事→炭→濃茶→薄茶」という順番で進みます。多くの流派ではこの順番が風炉の時期の基本ですが、その時の天候や趣向などに応じて変化させることもあります。四角四面では面白みもありませんからね。
なお当流では少し異なりますが、その話はまたの機会に。
寄付には香煎(こうせん)という、漢方薬の原料などを調合して、「香」ばしく「煎」ったものをお湯に溶いたものをお出しします。今回は清涼感のある原了郭(はらりょうかく)さんの青紫蘇香煎(あおじそこうせん)をお出ししました。
皆さんお揃いになり準備も整えば、さあいよいよ席入りです。次回に続く
ランキング参加中です。
↓こちらのクリックをお願いします。

にほんブログ村
いつもご協力ありがとうございます。
スポンサーサイト