足袋(たび)について
今日は着物を着る際の大変重要な小物である、足袋(たび)について書いてみようと思います。
お茶の際は基本的に男女とも白地の無地の足袋を履きます。シンプルなだけに非常に細かな部分が目に付きますので、気の抜けないポイントです。洋服でも足元は結構見られることが多いですね。
ちょっと想像していただければお分かりかと思いますが、大事な商談などでお客様の家に上がる際に、靴下が破れていないか気にする人は多いと思います。反対の立場で考えても、もし家に来たセールスマンの靴下に大きな穴が開いていれば「ちょっと信頼できないな」と思う方も多いでしょう。
そう考えると足袋も非常に重要な要素と思えてきませんか?
ではどういった足袋を履けば「足元を見られない」のでしょうか?
人それぞれ考えはあると思いますが、まずは
「清潔なこと」ですね。これについては異論はないでしょう。せっかくの白い足袋でも、汚れていると台無しですね。
次に見落としがちなポイントとしては、
「自分のサイズにあったものであること」です。これは実際の着用画像で見ていただくのが分かりやすいと思いますので、お見苦しいですが、私の足の画像をご覧ください。

これだと皺がなく綺麗ですね。ちなみに私は普段これよりも0.5センチ小さいものを履いています(画像の物は25.5センチ)。そうするともう少し足に沿ってきます。
では次に少し皺のよったものを。

手元にサイズの合ってない足袋が見当たらなかったので、足の角度を変えてみました。これくらいの皺は足の動きでどうしても入りますが、皺が無いほうがやっぱり綺麗ですね。
ここまでの写真の足袋は福助さんの「のびる綿キャラコ」という足袋で、私は必ず5枚コハゼのものを使っています。5枚コハゼのものを使うのは、その方が袴の裾を上にできて足捌きがしやすくなるからです。この辺りは「○枚コハゼのものじゃないとダメ」というところもあるようなので、自分の先生に確認してください。ちなみに当流では男女ともに上記の理由から「5枚コハゼの方が良いですよ」と薦めています。
ちなみにこの「のびる綿キャラコ」という足袋は表地が綿70%、ポリエステル24%、ポリウレタン6%。裏地は綿98%、ポリウレタン2%と化学繊維が混じっていることで、アイロン掛けも要らず重宝しています。難点は「百貨店で購入すると25センチの場合3,000円位してしまうこと」、「白地なので汚れやすいこと」でしょうか。
しかしそんな私に救世主が現れました。同じ福助さんの「ストレッチ足袋」です。こちらは表地がナイロン100%、裏地は綿70%、ポリエステル30%と化学繊維のみとなっていますが、以下のネット通販では送料込みで950円と約3分の1のお値段で買えてしまいました。
難点は、「化学繊維のみ」なので合わない人には合わないこと、サイズの間隔が0.5センチ刻みでなく1センチ刻みであるということでしょう。また表面の風合いと色がちょっと違います。

こんな感じです。なんとなくですが、「のびる綿キャラコ」の足袋よりも汚れが落ちやすい気がするので、外を歩く際はこの「ストレッチ足袋」を履くことが多いです。便利な足袋なので皆さんも一度お試しされては如何でしょうか?安いので合わなくても諦めもつきやすいですから…
↓「ストレッチ足袋」は下のリンクから買えます(現在送料無料キャンペーン中だそうです)。
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