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男性の帯について


今日は着物に関連したことを書いてみようと思います。中々「お茶の際の男性の着物について書いた本」というのは販売していないので困りますね。

今回は「帯について」です。当流では、基本的に袴(はかま)をつけて点前するので「角帯(かくおび)」という帯を締めます。
帯1
私の持っている角帯のいくつかを撮ってみました。
左から、菱の折柄の帯、リバーシブルの柄帯、名物裂風の柄帯(こちらもリバーシブルです)、紗(しゃ)の帯、羅(ら)の帯です。右の2本は夏用の帯です。
なお、この他によく見かける献上柄の帯があります。
帯4
こちらですね。なおこの帯は柄の上下があります。この写真のように柄の細かい方が上です。

さて着物を着るときに、これだけたくさん帯を持っていないといけないかというと、必ずしもそうではありません。当流のように袴をつける流派では、帯なんて身体の横の一部からしか見えません。
また夏用の帯(上の写真の「紗」や「羅」の帯)は、袴をつけるのであれば、極端なことを言ってしまうと「自己満足」です。ほとんど見えない上に、夏用でない帯と比べても涼しい訳ではありません。お金に余裕のある方はぜひ買っていただきたいですが、無理をして買う必要はないと思います。
もし袴をつけないのであれば、帯は目立つので、夏用の帯を締めた方が良いとは思います。しかし一つ付け加えておくと、紗の帯はよく見ないと分からないということです。

帯3
こうして一枚だけで光を透かして見ると透けているのが分かります。
帯2
しかし、このように2枚重ねてしまうと透けているかはほとんど分かりません。着物が薄い色なら少しは分かりますが、実際のところ、かなり近くで見ないと普通の人は分からないと思います。

また、この紗の帯は普通の帯と比べると皺が残りやすいです。生地が薄い分仕方ないのかもしれませんね。
そういったことから、私は夏でも普通の帯を締めることが多いですね。ただ色は涼しげなものを選ぶようにしています。私の着方の場合、その方が見栄えは良くなるように思います。
最後に一つ注意ですが、帯は夏用の物でなくても目立ちませんが、着物はそういう訳にいきません。夏に袷(あわせ・裏地のある着物)を着ていると本人は勿論、見ている人まで暑くなりそうです。それはさすがに避けた方が良いでしょう。



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