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茶席での作法(1)


今日は茶席に入った時の注意点などを書いてみようと思います。流派によっても作法が異なりますので、これが「正解」というものではありませんが参考にはしていただけると思います。

あらかじめ茶席に行くということが分かっている日は、香水や化粧品、整髪料などの匂いのきつい物は避けましょう。これは茶席ではお香が焚かれていることがあるのと、お茶の香りを楽しむ為です。
懐紙や菓子きりを持っていたら忘れずに。無い場合はその2つ位はお求めになる方が良いでしょう。どうしても手に入れられなかったら、隣の方に借りるか、ご案内の方にその旨お伝えして懐紙だけでもお借りされる方が良いと思います。また席に入る前に、時計や指輪等手や首周りのアクセサリー等を外します(これは茶碗等の道具に傷をつけないようにする為です)。

実際に茶席に入ったら、周りを見て他の方が掛け軸などをご覧になっていれば前に入った方に続いてご覧になってください。他の方がもうお座りになっていれば隣に座りましょう。前の方が誰もいらっしゃらなければ、案内の方や周りの方にどこに座れば良いか聞いてください。茶席では正客といって「メインゲスト」がいるのですが、現在の茶席では決まっていないことが多いので順番に上座から座ることもあります(流派によっても正客の座る場所が違うので難しいですが)。
お茶の経験が無い場合「作法を知りませんので」とでも言って正客の場所(上座)には座らない方が無難ですが、案内の方が「順番にお座りください」と言われればそのまま座ったら良いと思います。正客はその席を受け持っている先生(亭主または席主)とお話をするのですが、もし正客になった場合は初めの挨拶の時に「順番でと仰いましたので、上座に座らせていただきました。何も分かりませんがどうぞよろしくお願いします」とでも挨拶されれば上手く対応していただけるはずです。

この時不明なことがあれば質問されれば大抵は答えてもらえます(お菓子の召し上がり方やお茶の飲み方も)。それだけでは味気ないので、床の間に掛け軸やお花が飾ってあればそちらについて聞いてみましょう。例えば掛け軸の字が読めないなら何と書いてあって、誰が書いたのか?等聞いてみると、その掛け軸にされた理由など話していただけるかもしれません。

そのうちにお菓子が出てきますので(もっと前に出てくる場合もあります)、「お菓子をどうぞ」等の挨拶を亭主がされた後に取ります。その時、隣の人に「お先に」と挨拶してからお菓子を懐紙に取ります。お菓子を取れば、菓子きりなどで食べやすい大きさ(3つくらいでしょうか)に切って食べます(大人数の場合自分の分を取ればすぐに食べてもいいでしょう)。もし正客の方がお客さま全員の取られるのをお待ちであれば待ちます。

長くなるので今日はここまで。
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テーマ : 茶道
ジャンル : 趣味・実用

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