fc2ブログ

茶席での羽織について


昨日は風が強かった為、今日の朝の掃除は大変でした。ちょうど家のオガタマの木が葉っぱを落とす時期も重なっていますので、余計大変だったように思います。掃除していると、私の下の名前を呼ぶ声が。振り向くと幼稚園の先生がいらっしゃいました。卒園したのはもう25年近く前のことなのによく覚えてくださったなと驚きました。よっぽどの問題児だったのでしょうか?

さて今日は昨日に引き続き、着物の話を。以前「茶席での着物」という記事でもご紹介しましたが、当流では男性が客として茶会に行った場合は席中でも羽織を着ます(ただし女性は着ません)。現在では、色々な本やインターネットのサイトなどで「茶席では羽織を着ない」という風に説明されているので、私が羽織を着ていると驚かれることが多いです。

着物4
この写真は昭和4年のものですが、着物の方は皆羽織を着ていますね。右端の人は恐らく時計をされていますが、これは現在では避けた方が無難でしょう。万が一、道具に当てて傷つけては大変ですからね。
なお戦前はこのように茶席でも羽織を着ていることも多かったようです。どのような理由で現在では多くの方が羽織を着なくなったのかよく分かりませんが、当流では今でも羽織を着ます。

このように書くと他には羽織を着ない流派ばかりだと思われるかもしれませんが、他にも羽織を着られるところもあります。私がこれまで見た中では武家の流派に多いですね。とりあえず千家のお茶を習っている方は羽織を着られません(十徳という特殊な羽織は除く)。

また羽織を着けられる場合、問題になるのが羽織紐の扱いです。上の写真では皆さん特に何もされていないですが、現在の遠州流の家元は写真で見る限り、どうやら茶席ではほどいてられるのか、外してられるのかのどちらかだと思われます。なお私が実際に拝見した他の流派の方は特に何もされていません。

確かに、羽織紐があるとそれが邪魔になったり、道具にぶつかったりすることもあるでしょう。慣れれば問題ないのですが、「気になる」という方もいらっしゃいます。遠州流の家元がどうしてそうされるのかは知りませんが、それも方法の一つだと思います。

ただ羽織紐をほどくことで新たな問題も発生します。羽織紐が自分で結べなければ後で困るということです。結ぶ自信がなければそのままにしておいても良いかと思います。

私が茶席で羽織を着ていると年齢が若いこともあってか、「この人茶席で羽織を着てるよ!何も知らない人なんだ…」と思われることがあるので(さすがに直接指摘する方はいませんでしたが、ヒソヒソ話している人はいました)、ちょっと書いてみました。書いていると他にも色々と疑問に思っていたことを思い出したので、今度また書いてみようと思います。

(2014年12月 追記)
最近見た遠州流の家元の小堀宗実氏の写真では特に羽織の紐を解いたり、外したりということはされていませんでした。以前見た写真がそう見えただけなのか、たまたまその時外されていたのか詳しいことは分かりません。その時の状況によって判断されているのかもしれません。
自分で結べる人はそれが一番理想的ですね。結ぶのが難しい人はそのままにしておけば大丈夫です。





ランキング参加中です。
↓こちらのクリックをお願いします。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ
にほんブログ村
いつもご協力ありがとうございます。



関連記事
スポンサーサイト



テーマ : きもの キモノ 着物
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山荘流茶道教室

Author:山荘流茶道教室
京都市東山区にて山荘流の茶道教室を開講しております。
静かな環境で非日常を楽しめる教室を目指しています。

初心者の方から丁寧にお教えいたします。もちろん他の流派を習っていた方やブランクのある方も大歓迎です。

ご興味を持たれた方や習ってみたいなと思われた方は、どうぞ気軽にメールフォームからご連絡ください。

リンク等について
当サイトはリンクフリーです。 画像・文章についても自由に引用していただいて構いませんが(「画像提供:東京国立博物館」とあるものを除きます)、引用元の表示とリンクをお願いいたします。
リンク
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Twitter
このブログの記事画像
このブログの最近の画像です。よろしければこちらの記事もどうぞ。
最新コメント
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
月別アーカイブ
広告
最新トラックバック