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茶席と紬の着物


今日は昨日に引き続き、茶席での着物について書いてみようと思います。

茶席では一般的に紬(つむぎ)は着ないとされています。その理由として、いくつか見聞きするものは

1、紬は普段着である為、格の高い茶道には適さない
2、紬は生地に節があり、また硬い生地である為、畳を傷める
3、口うるさい人に咎められる

といったようなところでしょうか。3は半分冗談ですが、これが一番大きな理由かもしれませんね。しかし、1・2については色々と疑問が残ります。

まず「紬は普段着」という考え方ですが、今はそんなことありませんね。大島や結城紬などは高級品としても知られています。ただ成立を考えると「普段着」だと言われることもあります。
江戸時代は身分により着られる材質も異なった為、町人などは絹の着物を着られなかったとされています。しかし、紬は「絹に見えない」という理由で裕福な町人に着られていたとも言われています。もっと昔には耐久性があるために野良着であったとも言われています。

そういったことから紬が「格の高い茶道」には適さないと考える人もいます。しかし、大名や公家の家に伝わった流派が「紬は着ない」というのであれば理解できますが、「侘び茶」を唱えている流派で紬を着られないのはどういった理由からなのでしょう。「家は洩らぬほど、食事は飢えぬほどにて足ることなり」とされるのであれば、たとえ野良着であっても清潔な着物であれば構わないように思います。「家は…」というのは南坊録に書かれていることで、信憑性に欠けるという主張をされる訳でも無いでしょう。
ちなみに大名系の流派のいくつかでは、「今は着物がないから、男性の場合は無地の紬でも構いませんよ」というところもあります。

2の「紬は畳を傷める」というのも疑問です。よく見る「茶席での男性の袴の定番」とされている物の中に「紬袴」があります。着物の生地が紬なら畳を傷めるが、袴の生地が紬でも畳は傷めないという訳ではないでしょう。
なお、以前「男性の茶席での着物は染め抜きの5つ紋か3つ紋で、袴は仙台平ではなく無地袴がベスト」といったことを書かれているサイトを見たことがありますが、染め抜きの5つ紋の着物には仙台平にする方が良いかと思いました(3つ紋の着物は着ないので分かりませんが)。黒紋付にも紬袴などを合わせる方が良いのでしょうか?何か特別な理由があったのでしょうか?謎です…


男性の方で他に着物がなく、余り派手な柄でなければ紬でも全く問題ないと私は思います。その方が「折角茶席に行くのだから和服の方が良いだろう」と考えて着てこられたのであれば、ありがたいことだと思います。ちょっと着方がおかしいとか、着ているものが相応しくないとしても、その心意気をかってあげたいと思います。
誰でも最初は分からないことがあって当然です。「あなたそんなものを着てきたらいけません!」なんて怒るのはやめてあげてくださいね。



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