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茶席での作法(2)


今日は昨日の続きです。昨日の記事は文章ばかりで読みにくかったと思います。まあいつも読みにくい記事ばかりで申し訳ないのですが…

お菓子を食べる時ですが、当流ではお菓子を切る時には菓子きりを使いますが、食べる時は菓子きりで刺さずに手で食べます。この食べ方は他であまり見ることがありませんが、「刺す」ということを嫌ったのでしょう。当流でない方は気にせず刺して食べてもらって結構です。その方が手にベタベタがついたりしないので。
また基本的にお菓子はお茶が出される前に食べてしまいます。これも流派によってはそうされないところもありますが、ほとんどの流派ではお菓子を先に食べてしまいます。なお周りの方で全部お菓子を食べずに半分くらいを懐紙に包んで持って帰られる方も多いかもしれませんが、全部食べてしまって問題ありません。

いよいよお茶が手元に来たら(薄茶を想定しています)、
薄茶3


隣の方に「お先に」と挨拶して、右手で茶碗取り上げ左手に乗せ、右手も横に添えて持ちます。そしてそのまま少し両手を上げお茶に感謝します(「いただきます」だと思ってもらえれば良いでしょう)。そして茶碗を少し回します。当流では時計回りに2回程ですが、流派によっても違いますので自分のところに出された正面を少し避けられれば結構です。
そしてまず一口飲みます。一口飲んだら両手を膝まで下ろして良く味わってください。
正客であれば点前をされた方や亭主から「いかがですか?」とお尋ねがある時もありますので、感想を正直にお伝えください。ただ余り口に合わなかったからといって「まずいです」と言ってしまうともてなす側に恥をかかせてしまうので、何か良い部分を褒めてあげてください。また必ず「結構なお点前で」という方がいらっしゃいますが、別に必ずそう言わないといけないわけではありません。当流では「大変結構です」としか言わない場合もあります。

良く味わったら、後は自分のペースで飲んでください。当流では最初の一口も合わせて3口半の分量位をお出ししますが、飲む方は余り気にせずゆっくり召し上がっていただいたら結構です(最後に「わざとらしく」大きな音を立てて吸う方がいらっしゃいますが特に必要ありません。程ほどで結構です)。
飲み終わったら自分の口がついたところを、右手の親指と人差し指で軽くぬぐって茶碗を畳の上へおきます。茶碗をご覧になるのであれば、まず両手を畳について全体を見て、それから手にとってご覧になってください。その際お茶が茶碗の中に残っていることがあるので、裏返す時は下に懐紙を敷く等してください。またこの時くれぐれも茶碗を高い所まで上げないようにしてください(落とすと大変です)。両ひじと両膝とをつけると綺麗です。

ご覧になり終わると、茶碗を返しますが畳の縁の向うへ自分の飲んだ所を向こう側にして当流では返します(流派によって向き等が違います)。


文章だけで伝えるのは難しいですね。もう少し注意点等がありますので続きます。今日の夜にでも書ければと思います。
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テーマ : 茶道
ジャンル : 趣味・実用

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