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先日ご紹介した袴


今日は雨ですね。さすがに雨の時は庭掃除はお休みしていますが、雨合羽を着て掃除をしても良いのかもしれません。まあたまには休みも必要と都合よく考えておきます。でも雨が降ると庭の植物、特に苔が生き生きとして綺麗で、嬉しくなります。

さて、今日は先日ご紹介した袴についてもう少し詳しくご紹介してみようと思います。
着物5
この写真の袴です。

袴の生地をアップにするとこんな感じです。
着物6
青海波(せいがいは)の模様が織られています。なお袴は多くの場合一重織ですが、この袴は二重織になっています。朱子織(しゅすおり)となっているそうなのですが、織物のことには詳しくありませんので、よく分かりません。

なお一般的な一重織の袴の生地はこんな感じです。
袴3
裏表とも同じ柄です。「仙台平」などと言われることからこちらは平織(ひらおり)なのだろうと思います。ちなみに右の生地は「絽(ろ)」と言って、夏用の少し透ける織の生地です。

今回ご紹介した二重織の袴は袷の時期に着ておりますが、よく注意して見ないと二重織と分からないので、極端な話いつ着ていても変に見えることは少ないと思います。

表から見ても私には全く分かりませんし、生地の裏が見える部分も裾か脇の切れ目の部分しかありません。ただ、多くの場合、一重織の袴しかお持ちにはなってられないかと思いますので、心配されることは無いかと思います。

私も偶然この生地の袴を見つけましたが、なかなか見る機会はありません。写真などを含めても着ている方を見かけることはほぼありません。写真でだけなら見たことはありますが、それも一度だけです。

まあ私の場合、珍しいものを着ているからと言って自慢したいとは全く思いませんが、自慢したい方にはこの生地はおススメしません。何せ、外から見ても派手さがありません。模様も目立たないですし(少し離れると無地にしか見えません)、「二重織の袴は珍しいんだぞ!」と言ったところでそんなことに興味を持っている人は少ないでしょう。

ただ、地味ではあってもこの生地には良い面が色々とあります。二重織になっているので、張りがあり、皺に強いということだそうです。着ている感想としては、「劇的に違う!」とまでは思いませんが、「なんとなく皺になりにくいかな?」という印象はあります。

実際一番上の写真は、長時間のお稽古が終わった後に撮ったものですが、余り皺になっていませんね。着終わって吊るしておけば、まあ大抵の皺は取れます。

またこれは個人的な好みになってしまいますが、柄がおめでたく、色味も渋くて好きなので重宝しています。仙台平などの袴では重過ぎるかな?と思うような時には非常に便利です。もっとも袷の時期しか着ませんが…実はこれと同じような二重織の生地で、亀甲紋様の生地も持っているので、こちらもそのうち仕立てたいなとも思っています。

なんだかんだで私も随分たくさん着物を持っているんですね…比べる相手が母なのでどうしても少なく思えてしまいますが、母は親戚中の着物を一手に引き受けたのでその人と比べてはいけませんね。



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