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(続)読みの解説


昨日も今日も朝がだいぶ早く、昨日は疲れてそのまま寝てしまい更新できませんでした。いつもは頑張って起きて更新するのですが、今日は早く出ることが分かっていたのでそのまま寝ておりました。

さて今日は先日の読みの解説の続きです。なお先日の記事に大変ありがたいコメントを頂戴しました。あんな解説では伝わりにくかったのではないかと心配しておりましたが、参考になれば幸いです。

では今日は2行目の解説です。
書1.
2行目は

夜ハ尓(爾)や君可ひと利こゆらむ

と書かれています。

「夜」は今と同じ漢字ですが、少し崩し方にクセがありますね。「ハ」はカタカナと同じなので読めるかと思いますが、急にカタカナが出てくると驚きますね。まあ書いている方はカタカナと思って書いている訳ではないのですが。

次の「尓(爾)=に」という字はよく出てくる変体仮名です。「爾」の略体字が「尓」で、それを崩してこのような仮名にしています。この「に」はよく出てくるので覚えておきましょう。

さて次の「や君」は読めますが、その下の「の」の小さいもののような字は「可=か」です。「の」と間違えやすいのですが、このような書き方の場合は「か」であることが多いですね。なお、「の」は「乃」や「能」と書かれることが多く、「の」と書かれることはそう多くありません。また書かれる場合はもう少し大きく、「の」と分かるような書き方が多いように思います(人によって異なります)。

この「可=か」は大変よく出てきて、しかも最初は間違えやすい変体仮名なのでこれも覚えておきましょう。

次の「ひと」は読みやすいですね。「と」が小さいのが少し読みにくいかもしれませんが、次の「利=り」よりは読めると思います。「『り』?、『わ』じゃないのか?」と言われそうですが、「り」です。なお「わ」の場合はもっと大きく横長に書かれることが多いです。

あとの「こゆらむ」は大丈夫ですね。「ら」が少し読みづらいかもしれませんが、なんとなくの文脈で想像できますね。和歌の場合は、字余りなどありますが、文字数がある程度予想できますので読みやすいです。これが手紙(消息)となるとそれが使いにくいので難しいですね(定型文もありますが)。

私も先日ある茶会で遠州公の和歌入りの消息を拝見したのですが、和歌の部分は読めましたが、手紙の本文のところは半分程度しか読めませんでした。もっともその手紙は本文と和歌の部分の書体が違ったので、それが大きな理由でもありますが…

まあ最初はなかなか読めませんが、だんだん慣れてくると少しずつ読めるようになってきます。今後も時々こういった記事を書いていければと思いますので、ご参考にしていただければ幸いです。

桜3
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