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今回の焼物


いよいよ松殿山荘の公開が週末に迫ってきました。なんとか道具の取り合わせはほとんど済ませることができましたが、まだ少し決まっていない道具がありますのでもう少し考えないといけません。

さて今日は先日の茶事の際の食事の最終回、焼物編です。
焼物1
今回は鰆(サワラ)の幽庵(ゆうあん)焼きにしました。実はこの幽庵焼きは料理人の友人に作ってもらったのですが、大きさを勘違いしたらしく大きめになってしまいました。味は非常に良かったので、ちょっと大きい方が良かったかもしれませんね。

幽庵焼きというのは、「幽庵地」と呼ばれるタレに漬け込んで焼いたもので、江戸時代に幽庵という方が考えたとされています。当家ではこういった浸けダレを使う料理は、最後に残ったタレが勿体無く感じてしまうのでほとんど作りませんでした。

そんなことから、今回は友人に手伝ってもらいました。友人も常に手が足りない中で料理をしているので、普段はできるだけ時間の掛からない料理が多くなってしまうらしく、こういった機会に新しい料理にも挑戦できるのは良い経験になるとのことでした。

なお、通常茶席で出される会席(懐石)では食べられないものは出さないことが多いのですが、今回は器が白かったので汚れないよう柿の葉を下に敷きました。料亭などで出される場合は食べられない飾りなども使われますね。

さてここまで会席での一汁三菜を見て参りましたが、これ以外には八寸と呼ばれる酒の肴(2~3種)、香物(お漬物)、お湯を出すのですが、こちらは写真を撮り忘れたので省略します。またさらに、進肴(しいざかな、預け鉢とも)と呼ばれる肴を出すこともありますが、余りたくさん出し過ぎるのも考え物です。

とはいえ、今はこのように会席を供してもてなすことが減っているので、ついあれこれと出してしまうことが多いようです。しかし、余り満腹になってしまうと後で眠くなってしまいますからね…多すぎるということの無いようにしたいものですね。作る方も余りたくさん作るのは大変ですし(私だけでしょうか?)。

ちょっと長くなってしまいましたが、これで今回の会席のご紹介は終了です。次回はお菓子のご紹介か別のものにしようか考え中です。何はともあれ、週末の公開を無事に済ます為に取り合わせを決めてしまわないと!




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