稽古納め
今年もいよいよ終わりですね。後半はバタバタと忙しくなかなかブログを更新できなかったので、来年はもう少し頻繁に更新できればと思っています。
先日、当教室でも今年最後のお稽古を無事に終えることができました。今年から濃茶を始められた方や難しい点前に挑戦された方など色々いらっしゃいますが、そういった方でも基本の点前はやはり大事です。
手数が増えてくると、基礎的な動きが疎かになってしまうことが間々あります。中には「基礎の点前なんて何度もやったから完璧にできる」と思ってしまう方までいます。
この「完璧に」というのがどの程度のことを指しているのかによっても違いますが、そう完璧にはできないものです。薄茶の点前を最初から最後まで通した際に10回中7~8回でも間違えずにできればなかなかのものだと思いますが、実際に人前でするとなると緊張もしますし、会話なども耳に入ってきて細かな間違いをしてしまうものです。
それを無くす為にはやはり日々の稽古しかありませんが、間違えずに点前をすればそれだけで良いかというとそうでもありません。しかし、せっかくお稽古するなら間違えずにきっちりと点前できるようになることも必要でしょう。
それだけが茶道ではありませんが、安易に「薄茶の点前くらいできる」とは思わないようにしてもらって新しい点前に進んでいってもらいたいものです。

こちらは今年最後の濃茶のお稽古の際のお菓子です。鶴屋弦月さんの「老松」というお菓子でした。
お稽古は終わりましたが、明日は今年最後の茶会です。もう少し準備を頑張らねば!
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